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かめやま見てある記

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■そろばん
広報サポーター 松村 正さん

パチパチと心地良い音をたて、珠を弾く「そろばん」。左手は軽く枠を押え、右手は中指、薬指、小指を軽く握り、親指と人指し指で珠を上下に弾いて使います。基本の使い方を覚えると、足し算、引き算、掛け算、割り算などの計算ができます。
今はデジタル時代で電卓を使って仕事をする人が多いですが、今回取材した森口さんが勤める職場の机には、そろばんと電卓が置いてありました。
そろばんを見ること、触ることがとても懐かしく思い、お話を伺うと、「子どもの頃に習ってから、そろばんを使う仕事がずっと続いています。私の宝物です」と両手でそろばんを持ち、笑顔で話してくださいました。ほかにも、「買い物をするときは、自然と心の中で親指と人差し指で暗算していて、不思議な気持ちです。慣れからくる習慣とは怖いものです」と話されていました。
森口さんは、仕事の用途によりそろばんと電卓を使い分けています。
同僚から「二刀流だー!大谷選手と一緒だ」と言われると、「えーっ!」と大声で答え、職場は爆笑の渦に沸いていました。
そろばんは、中国から日本に伝わり、庶民に広がったのは江戸時代からと言われています。
最近では、頭脳を若く保つために始める人も多いようです。皆さんも、ぜひそろばんに触れてみてはいかがですか?

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