7月3日、世界的に活躍するパティシエの青木定治さんを、新たに亀山市文化大使として委嘱しました。
これまで青木さんは、亀山茶を使用したスイーツを発表するなど本市との関わりがありましたが、文化大使への就任により、亀山市のさらなるイメージアップを図っていただきます。
今回は、青木さんから届いた市民の皆さんへのメッセージとともに、同日、中学生を対象に行われた講演会の様子をご紹介します。
▽亀山市文化大使について
市では、本市の魅力や良さを広く国内外に発信し、文化振興につながるイメージアップを図るため、平成25年度から亀山市文化大使の制度を設けています。現在活動中の大使のプロフィールなどは、市ホームページに掲載しています。
【プロフィール】
〇1968年
愛知県名古屋市出身。
〇1989年
青山「シャンドン」を経て、単身渡仏。パリ「ジャン・ミエ」、「レストランメディテラネ」、スイス「レストランジェラルデ」でキャリアを重ねる。
〇1995年
フランスのシャルルプルースト杯味覚部門で優勝。
〇1998年
パリにアトリエを開設。パリ市内のサロン・ド・テやレストラン、ホテルなどにプティ・フールやアントルメを中心としたお菓子を提供、さらにパリコレクションでは数々の一流グランメゾンにお菓子を提供し、大きな話題に。
〇2001年
パリ6区サンジェルマンに念願の店舗「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」を開店。
〇2007年
ルレ・デセール(世界最高峰の菓子職人の組織)のフランスのメンバーとなる。
〇2011年
フランス最優秀パティシエ、農林水産省料理マスター、パリ市庁賞、C.C.C(.クラブ・デ・クロクール・ドゥ・ショコラ/フランスで最も権威のあるショコラ愛好会)のショコラ品評会にて最高位「アワード」受賞。
〇2012年
フランストップ5ショコラティエ、トップ10パティシエに選ばれる。
〇2018年
C.C.C.が主催するショコラ品評会にて7度目となる最高位を獲得。
〇2019年
C.C.C.が主催するショコラ品評会にてトップオブトップアーティザルショコラandタブレット100に選出される。
〇2024年
現在、海外に5店舗、日本に9店舗を展開している。
■青木定治さんから市民の皆さんへのメッセージ
私はパティシエとして洋菓子を作りますが、その製作過程には必ず、材料となる農産物を生産する農家がいます。
亀山市には、農業に適した土の良さがあり、また地理的にも交通の要衝であり、宿場町や城下町であった歴史もあります。市民の皆さんにとって魅力的で、かつ対外的にも自慢できるようなものを生み出せる可能性を感じています。
地域の歴史からの再発見や、世界中を歩く私の知識を生かして、これから、亀山市の食文化の発展につながるような提案ができたらと考えています。
■市内中学校において講演会を開催しました
委嘱式開催後、キャリア教育の一環として、中部中学校3年生を対象に『これまでの歩みと現在』というテーマで講演会を行いました。
青木さんには、自身が拠点としているパリでの活動やチョコレートに関する話とともに、自分を知ることの大切さについて語っていただきました。
生徒たちは青木さんの話に熱心に耳を傾け、「自分のいいところを探してみようと思う」、「何事にも挑戦することが大切だと思った」といった感想が聞かれました。
~令和4年から3年連続~
■亀山ブランド認定品の亀山茶を使用した新作スイーツを発表
・ボンボン テ カメヤマ(令和4年)
・ショコロン テ カメヤマ(令和5年)
・フロランタン ショコラテ ヴェール カメヤマ(令和6年)
※季節限定商品につき、現在は販売していません。
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