国の登録有形文化財 「麻吉」と一級建築士「松月久和の世界」

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【伊勢古市参宮街道資料館　第24回特別企画展】

今回の企画の中心である麻吉旅館は、おかげ参りの帰路に旅人の「精進落とし」で栄えた街・古市にて、今もなお、唯一当時の姿を残し営業しています。その歴史は古く、200年以上ともいわれ、江戸時代を代表する作家十辺舎一九(じっぺんしゃいっく)(1765～1831年)の「東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ)」にその名が伺えます。その風貌は独特で、傾斜地に建ち、建物は6層5階建て懸崖(けんがい)造りで、再現することが容易ではなく造形の規範にもなっています。
この建物は平成17年に松月久和さんのご助力により国の登録有形文化財に登録されました。同氏は伊勢市ほか周辺地域の文化財登録にも深く関わってきました。今回の展示では麻吉旅館を中心に、同氏が手がけた宇治山田駅本屋、伊勢河崎商人館、中山寺なども併せて紹介します。

とき：7月4日(火)～8月6日(日)、9：00～16：30
※最終日は14：00まで※月曜日(祝日の場合は翌日)は休館です。
ところ：伊勢古市参宮街道資料館(中之町69)
交通手段：バス停「中之町」徒歩約1分

問い合わせ：伊勢古市参宮街道資料館
【電話・FAX】22-8410