皇學館大學インクルーシブスポーツ推進プロジェクト
―共生社会の実現を目指して―
伊勢市では、令和4年度から、年齢や性別、障がいの有無などに関わらず、誰もが楽しめる「インクルーシブスポーツ」の推進に取り組んでいます。インクルーシブ(inclusive)という言葉には、全てを包括するという意味があり、さまざまな違いを持つあらゆる人を包み込むことを意味します。
今号では、皇學館大学生の皆さんがインクルーシブスポーツの体験取材を通して、その魅力をお伝えします。
みんなで一緒にスポーツを楽しみましょう!
■ボッチャとは?
目標球のジャックボール(白色)に、赤・青それぞれ6球ずつのカラーボールを投げたり転がしたりして、いかに近づけるかを競うスポーツだよ!
■モルックとは?
フィンランドの伝統的なゲームを元に、誰もが楽しめるように考えられたスポーツ!世界大会も開催されているよ。
■車いすバスケットボールとは?
競技用車いすを操作しながらプレーするバスケットボール!ルールは一般のバスケットボールとほぼ同じ!
〔詳細は本紙またはPDF版をご覧ください〕
■障がい者でも楽しめるスポーツを広めたい
(令和4年5月発足)伊勢市パラスポーツ協会小林会長にインタビュー
伊勢市でパラスポーツの推進に尽力されている小林さんに、インタビューしました。
○活動をはじめたきっかけは?
30年前に参加した研修で、「障がい者でも楽しめるスポーツを広めたい」という思いを持つ人と出会いました。そこで興味を持ち、パラスポーツ初級の講習会へ参加し、その面白さを知りました。また、パラリンピックの父と呼ばれるルートヴィヒ・グットマン博士や、日本のパラスポーツの父と呼ばれる中村裕博士の考えに共感したことも、活動のきっかけとなりました。
○やりがいを感じる瞬間は?
イベントなどへ参加していただいた人に喜んでもらうことがやりがいです。これまで県内で30年間活動をしてきましたが、やりがいを失ったことは一度もありません。今後も継続して活動するために、イベントなどの開催時期の検討や新しい内容を取り入れるなど、試行錯誤しています。
○現在の課題は何ですか?
協会の活動を運営するスタッフの高齢化や人数の確保が課題だと感じています。現在は30人程度で活動していますが、50人程度まで増やしていきたいと考えています。
○今後の活動を教えてください
今後はインクルーシブスポーツに加えて、プレーヤーに合わせてルールを変更するという考え方の「アダプテッドスポーツ」も広めていきたいです。また、卓球バレーという種目も人気があるので、今後の活動に取り入れていきたいと考えています。
■EVENT 第2回 インクルーシブスポーツフェスタ
誰もが一緒に楽しめるインクルーシブスポーツを知ってもらうため、インクルーシブスポーツフェスタを開催します。
日時:10月15日(日)14:00~16:00(受け付けは13:30~)
場所:三重電子スマイルアリーナ小俣(小俣総合体育館)1階 アリーナ(小俣町新村401-1)
交通手段:バス停「明野」徒歩約10分
対象:市内在住の人(就学前の子どもは保護者同伴)
内容:ボッチャ、モルック、しっぽ取り、ディスゲッター9 など
持ち物:室内用シューズ、タオル、飲み物、靴を入れる袋
定員:200人程度
申込方法:9月29日(金)までに、本紙右の二次元コードからオンライン申請または電話でスポーツ課へ
私たち皇學館大学生が運営します!
たくさんの参加をお待ちしています!
問い合わせ:スポーツ課
【電話】22-7895【FAX】23-8641
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