稔(みの)りに感謝し、伊勢の民俗行事である「お木曳」
「お白石持(しらいしもち)」を次へとつなげる初穂曳(はつほびき)。今年も名実ともに盛大に開催されました。
■お木曳・次世代に向けて
笑顔があふれた初穂曳
第63回神宮式年遷宮の準備の始まりが正式に決定してから初めての初穂曳。10月15日の陸曳では、力を合わせて約1600人で奉曳(ほうえい)しました。また、令和8年・9年のお木曳に向けて、木も合わせて積み、その内の1台は小学校の子どもたち約600人が奉曳車で楽しく曳き進みました。初穂曳に初めて参加した子どもたちは「みんなでエンヤ!の声を出して楽しかった!お木曳にも参加したい」と笑顔でした。
10月16日の川曳では、船に俵やお初穂を載せて、約900人で五十鈴川をさかのぼりました。また、川曳における初穂曳とお木曳の経路は同じであるため、お木曳に向けて、大人も子どもも一緒に川の様子などを確認しながら奉曳しました。子どもたちは「川で綱を曳くのが楽しかった!木も曳きたい!」と元気に答えてくれました。
今後も初穂曳を通じて、伊勢の奉曳文化をつなげていきます。
お木曳などについて詳しくは、伊勢御遷宮委員会のホームページをご覧ください。
問合せ:伊勢御遷宮委員会事務局〔伊勢商工会議所・5階〕
【電話】25–5215【FAX】63–5339
※お木曳の歴史については…文化政策課【電話】22–7884【FAX】21–0424
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