全国的に犯罪が増加しています。皆さんも、日頃から防犯対策を徹底し、被害に遭(あ)わないようにしましょう。
■鍵掛けは防犯の第一歩
玄関や窓の鍵は掛けていますか?
泥棒は、鍵の掛かっていない家を狙っています。出かけるときはもちろん、家にいるときも、必ず鍵を掛けましょう。
◇被害に遭わないために
空き巣などの被害では、無施錠の窓や玄関・勝手口からの侵入が多くみられます。出かけるときはもちろん、「少しの間だから」と鍵を掛けないままゴミ出しに行ったり、洗濯物を干したりせず、日頃から必ず施錠をする習慣を身に付けましょう。玄関や窓の2重ロックや、外部から見える位置に防犯カメラを設置することも有効です。
■知らない相手からの電話・メールに要注意
全国で特殊詐欺の被害が多発しています。
三重県では、令和6年8月末現在で185件・約4億5,810万円の被害が発生しています。これは、前年同時期と比べて1件・約7,490万円の増加です。自宅の固定電話にかかってきた電話に出たことをきっかけに被害に遭った割合が最も多く(約4割)なっています。
市では、市内に住所を有する65歳以上の皆さんを対象に「特殊詐欺被害防止を未然に防ぐことを目的に製造された固定電話機に取り付けることができる機器」または「上記機能を有する固定電話機」の購入費の補助を行っています。詳しくは、同課へ問い合わせてください。
■SNS(エスエヌエス)型投資詐欺・SNS型ロマンス詐欺が急増
SNS、マッチングアプリ、インターネット掲示板などを通じ、会わないまま連絡を重ねて信用させ、指定した預貯金口座へ振り込ませるなどの「SNS型投資・ロマンス詐欺」の被害が、全国で急増しています。県内でも被害件数は212件・20億8,180万円(8月末現在)で、前年同時期と比べて38件・約2億3,440万円と大きく増加しています。
◇被害に遭わないために
(1)著名人の名前や写真を使った投資に関する広告などを安易にクリックしない!
(2)SNSなどのグループトークへの参加を求められても安易に参加しない!
(3)「必ず儲かる」「元本保証」などと利益を保証するような言葉は、詐欺を疑う!
(4)直接会ったことのない人からお金の話が出たら、詐欺を疑う!(本当は実在しない人物かも…)
(5)「2人の将来のため」などと言って、投資に勧誘されたら要注意!
■インターネット上での誹謗(ひぼう)中傷はやめましょう
近年SNSが普及する中で、個人や法人に対する誹謗中傷の被害が多くあります。うわさ話などから心ない内容で誹謗中傷することは、名誉毀損(きそん)などの犯罪になる場合があります。
自分が被害に遭った時のことを考え、誹謗中傷するような内容をインターネット上に書き込む行為はやめましょう。
このことについては、「広報いせ」12月1日号巻頭特集にも掲載しています。
犯罪は、私たちの身近なところで発生しています。「私は大丈夫」ではなく「もしかしたら」と考え、一人一人がより確実な対策をとりましょう。
一人一人の意識を地域全体に広げ、地域ぐるみで安全・安心なまちをつくりましょう。
問合せ:危機管理課
【電話】21–5524【FAX】20–3151
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