文字サイズ
自治体の皆さまへ

里親制度~あなたを待っている子どもたちがいます~

13/25

三重県伊勢市 クリエイティブ・コモンズ

■「子どもたちのためにできること」を、考えてみませんか。
全ての子どもたちは、家族の愛情に包まれながら、健全な成長と明るい未来を持って生活できることが望まれます。成長の過程において特定の大人との愛着関係を形成することはとても重要で、家事の手伝いや家族とのけんかなど「当たり前」のように思える経験は、大人になって自分の家庭を持ったときにも役立ちます。
しかし、さまざまな事情から、自分の家庭で生活できない子どもたちが、県内に約500人います。「里親制度」は、こうした子どもたちが1人でも多く家庭を経験できるよう、子どもを家族の一員として迎え入れ、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境のなかで養育する、「子どものための」制度です。

■里親登録の流れ
(1)相談…南勢志摩児童相談所【電話】27-5143で、里親の条件や手続きなどを説明をします。
(2)研修・家庭訪問…基礎研修・登録前研修(3日間)や施設実習(2日間)、家庭訪問調査があります。
(3)登録…県の審査を経て、知事が里親として認定し、里親登録されます。
(4)迎え入れ…外出や宿泊などで交流(マッチング)したのち、家庭に迎え入れます。

■里親さんからのメッセージ
里親として、現在高校2年生の男児を2歳から、中学3年生の男児を5歳から養育しています。
私が里親登録をしたのは広報紙の「里親になりませんか」という小さな記事がきっかけで、当時は制度についてあまりよく知りませんでした。登録から2年ほど経過した頃に最初の委託の話があり、約1カ月のマッチングを経て、里親となりました。
里親子には、子どものアイデンティティの確立の場面や、学校に個別の対応をお願いしなければならない局面など、独特の大変さもありますが、これらは児童相談所など支援機関も一緒になって解決していきます。何より子どもの成長を見れる喜びは、他には代え難いものです。また、長く一緒に生活することでお互いに信頼関係が深くなり、一日のできごとや次の週末をどう過ごすかなどの何気ない会話をしたり、時には親子げんかや兄弟げんかをしたりすることもあります。そして許し合って仲直りする、そんなどこにでもある家庭になっていきます。
里親制度は、養育する里親にも多くの喜びを与えてくれる素晴らしい制度だと思います。養育里親は、子どもが家庭復帰するか自立するまで養育しますが、現在では長期養育だけでなく、例えば一時保護やショートステイなどの依頼を受けることがあります。そのため、子どもの状況に応じて養育していただく里親が多く求められています。ほんの数日の養育でも子どもたちが健やかに成長する助けになるので、ぜひ里親制度にご理解をいただき、一緒に子どもたちの未来を支えるため、登録を検討してみてください。

■里親さんのお話、聞いてみませんか?~里親説明会 in(イン)伊勢~
さまざまな理由で保護者と一緒に暮らせない子どもたちと、泣いたり笑ったり悩んだりしながら暮らしている、里親さんのお話を聞いてみませんか?里親制度に関心のある人、子どものために何かしたいと思っている人、里親さんを応援したい人など、どなたでも参加できます。
日時:令和7年1月19日(日)、13:30~15:00
場所:県伊勢庁舎・4階 401会議室
内容:里親体験談、里親制度説明、質問タイム
定員:30人(先着順)
申し込み:1月16日(木)までに、右の二次元コードからオンライン申請または、氏名・連絡先を郵送もしくはファクスで児童家庭支援センターわかぎ内 里親支援機関 糸(〒516-0032倭町30-1【電話】070-9281-9071【FAX】63-6201)へ

問合せ:福祉総合支援センター
【電話】21–5709【FAX】63–5420

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU