[特集]健全な財政運営に取り組んでいます 令和4年度 伊賀市の決算(2)

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■水道事業
陽光台地内などで重要給水施設配水管事業を実施し、川東、御代、三田地内などでは送水管や配水管の更新事業に取り組んだほか、小田浄水場監視設備更新工事など設備機器の更新を実施し、安定して水道水を供給できる環境を整備しました。
また、原油価格や物価高騰による経済的影響を軽減する支援策として、水道基本料金4カ月分の減免を行いました。
経営状況は、計画的に管路更新や設備機器の更新を行い修繕費などの経費削減に努め、昨年度に引き続き利益を生じることができました。今後も安心・安全で良質な水道水を安定的かつ持続的に供給できるように努めます。

◇給水状況

◇市債残高…107億3,985万円

◇水道事業の決算(消費税・地方消費税を含む。)

問合せ：上下水道部経営企画課
【電話】24-0001【FAX】24-0006

■下水道事業
公共下水道事業では、雨水公共下水道の基本計画策定と内水ハザードマップの作成に取り組みました。
特定環境保全公共下水道事業では、柘植浄化センター管理棟の耐震工事に着手し、昨年度に引き続き機械電気設備の更新に取り組んでいます。また、島ヶ原処理区統廃合に伴う事業計画の変更を行いました。
農業集落排水事業では、西高倉他13地区の処理場と中継ポンプ施設の通報装置更新に着手しました。また、西山地区を西高倉地区へ統廃合するための管路施設詳細設計を行いました。
経営状況は、令和5年2月に下水道使用料を改定し、業務の効率化に努め、昨年度に引き続き利益を生じることができました。今後も下水道普及率の向上と公共用水域の水質保全に努めます。

◇処理状況

※使用料徴収の対象となった汚水量

◇市債残高…120億8,554万円

◇下水道事業の決算(消費税・地方消費税を含む。)

問合せ：上下水道部経営企画課
【電話】24-0001【FAX】24-0006

■病院事業
上野総合市民病院では、マンモグラフィ装置更新や麻酔器、生体情報モニター、全自動尿分析装置などの医療機器を購入し診療機能の充実に努めました。また、本館地下機械室各種ポンプ更新工事や手術室系統空冷ヒートポンプチラー更新工事などの施設改修を実施しました。
経営状況は、昨年度に引き続き経営の効率化などに取り組んだ結果、利益を生じることができました。今後も医療サービスの向上と良質で高度な医療の提供、福祉の増進に努めるとともに、運営の効率化を図りながら、経営改善をさらに進め、市民の負託に応えることができる病院をめざします。

◇利用状況

※外来患者1日平均人数=外来患者数÷243日(年間診療日)

◇市債残高…15億9,276万円

◇病院事業の決算(消費税・地方消費税を含む。)

問合せ：上野総合市民病院病院総務課
【電話】24-1111【FAX】24-1565

■伊賀市の財政状況は?
財政運営が健全であるかどうかは、地方公共団体の財政状況を客観的に表す指標として財政健全化法に定められている「健全化判断比率」で判断されます。健全化判断比率は、地方公共団体の赤字の大きさ(実質赤字比率、連結実質赤字比率)や借金返済額の大きさ(実質公債費比率)、将来に負担が見込まれる実質的な負債の大きさ(将来負担比率)を指標化したものです。
実質公債費比率は昨年度数値より改善していますが、将来負担比率は債務負担行為に基づく支出予定額の増加などにより昨年度数値を上回っています。しかし、すべての指標で早期健全化基準・財政再生基準を下回っており、健全な財政状況を維持しています。この基準を超えると、健全化に向けた対策が必要となります。

問合せ：財政課