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上野総合市民病院だより

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三重県伊賀市

◆心不全チームの取り組み
皆さんは心不全になるとどういった症状が現れるかご存じですか?
心不全は心臓の病気です。一般的な初期症状として、息切れ、むくみ、だるさや疲労感があります。
それらを放置すると、だんだん悪化し、入退院を繰り返したり、生命を縮めることになります。
日本では高齢者を中心に、心不全を患う人が急増しています。増加している第一の原因は、超高齢社会になったことだと言われています。団塊の世代が全員75歳以上となる2025年には、さらに増加すると考えられています。
このような現状から当院では、医師をはじめ、看護師、薬剤師、栄養士など、さまざまな職種で心不全チームをつくり、入院患者さんの再入院予防に取り組んでいます。予防策として、体重の変化や足のむくみといった身体の変化、服薬状況、塩分の摂取状況、日常生活での活動の変化などの情報をメンバー全員で共有し、対応を検討することによって最適な療養指導につなげています。メンバーは、心不全療養指導士の資格を取得するなど、常に専門性を高めるように努めています。
また心不全チームは、患者さんが退院後に日常生活で困っていることや、患者さんの家族や介助者が抱える問題についても話し合い、介護保険で利用できるサービスの提案なども行っています。いつでも遠慮なくご相談ください。
(臨床工学課 中村泰大)

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