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自治体の皆さまへ

明日に向かって~差別をなくしていくために~

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三重県伊賀市

人権について考えるコラムです。

■自身の人権意識を監査してみる-監査委員事務局-
監査とは、ある事柄に対して、守るべき法令や規定などの基準に照らして、業務や成果物がそれらに則っているかどうかを確かめ、その証拠に基づいて、監査対象の有効性を合理的に保障することとされています。
このことを、人権意識に置き換えて考えてみると、人権が尊重される社会をめざすための取り組みを実践するために守るべき法令は、日本国憲法をはじめ、さまざまな分野に張り巡らされた国内法、世界人権宣言や人種差別撤廃条約などの国際条約です。
これらの法令などは、先人たちが少しでも暮らしやすい社会の実現をめざして作られた苦労のたまものです。現在さまざまな差別が社会問題として取り上げられている中、法令の理解を含めた認知度を上げるような取り組みが求められています。
世の中で、毎日のように起こるさまざまな事件、また自分自身の日々の行動をその基準のフィルターを通して考え振り返ることが、身近な家族や近しい仲間の中に人権を尊重する意識を芽生えさせ、少しずつその輪が広がっていくと思います。
家庭での会話の一コマで、小学生の子どもが、外国にルーツのある友達が話せる言葉(外国語)を「変な言葉」と表現したときには、「自分たちと違うタイプの言葉やね。だけど世界にはいろんな国や人種があるから、違いがあって当たり前だし、認め合っていかないとね」と絶妙のタイミングと優しさをもって伝えられる感覚と、そんなやりとりができる関係を育てていきたいと思います。
人権感覚のアンテナの感度を良好に保つ工夫を忘れず人権が尊重され、個人が自由に暮らせることが保障される社会の実現のために、小さな試みですが自らの人権監査を実践したいと思います。

ご意見などは人権政策課へ
【電話】22-9683
【FAX】22-9641
【メール】jinken-danjo@city.iga.lg.jp

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