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芭蕉翁記念館だより

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三重県伊賀市

■手紙のひと 芭蕉
芭蕉さんは、江戸時代の作家のなかでも特に多くの手紙を残したことで知られ、現在までに200通以上の手紙が伝わっています。芭蕉さんとともに「元禄の三大家」と呼ばれている井原西鶴・近松門左衛門はというと、西鶴の手紙は7通ほど、近松の手紙は10通ほどしか伝わっていませんので、芭蕉さんの200通以上という数字は驚くべきものです。
ここまで多くの手紙が伝わっている理由は、ひとつには芭蕉さんが筆まめだったからでしょうが、もうひとつには、芭蕉さんから手紙をもらった相手が大切に保管してくれていたからでしょう。芭蕉さんからの手紙だからとっておきたい、大切にしたいと思われていたということです。
芭蕉さんの手紙を読むと、俳句の指導だけでなく、相手の仕事のことや家族のこと、使用人のことなどさまざまなことが書かれており、相手を気遣うこまやかな配慮がうかがえます。そうした芭蕉さんだからこそ、たくさんの人に大切にされてきたのでしょう。

■企画展「読みたい!芭蕉さんの文字」開催中
9月10日(日)まで

■第77回芭蕉祭特別展「手紙のひと 芭蕉」
9月15日(金)~12月24日(日)午後1時30分~ 
※要入館料

問合せ:
・文化振興課【電話】22-9621【FAX】22-9619
・芭蕉翁記念館【電話】21-2219

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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