■忍者の修練
忍者がさまざまな任務をこなすためには、強い身体と精神が必要でした。そのために、常日頃から厳しい修行を行っていましたが、そのような厳しい修練を忍者はどこで行っていたのでしょうか。
伊賀や甲賀の山々には、忍者たちのルーツの一つといわれる山伏(やまぶし)の行場があります。山伏とは険しい山での修業によって、特殊な技能と呪術を身に付けた修験道の修行者のことをいいます。修行者は修行の上で「九字護身法(くじごしんほう)」を用いており、これは忍者が忍術を使っていた際によく見られます。
山伏の行場とされる山には大規模な山岳寺院跡が残っており、20カ所以上の宿坊が建ち並んでいたことが絵図に描かれたり、郭(くるわ)群が実際に残っていたりします。山岳寺院跡からは忍者のルーツとされる修験道の痕跡を感じることができます。
問い合わせ:忍びの里伊賀甲賀忍者協議会事務局
・伊賀市観光戦略課【電話】0595-22-9670
・甲賀市観光企画推進課【電話】0748-69-2190
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