■令和6年3月に心エコー装置を更新しました
超音波検査は、エコー検査ともいい、耳では聞くことのできない高い周波数の音波(超音波)を利用して行う検査です。超音波を体に当てると、臓器に当たりはね返ってきます。このはね返ってきた超音波を映像化し、臓器の形や状態を見ることができます。体の表面に超音波が出る探触子(プローブ)を当てるだけなので、体には無害で、痛みを感じることが少ない検査です。
エコー検査は、お腹の中の赤ちゃんを見るために使われたり、腹部や、首、足などさまざまな部位の検査に使われています。
当院では、心臓の超音波検査(心エコー検査)も行っています。心臓は唯一動いている臓器であるため、動きをきちんと見る必要があります。実際に動いているところを観察し、大きさや動きに異常がないか、弁の動きや血液の逆流がないかなどを検査します。
心エコー装置の更新により、画像の解像度が良くなり、心臓の状態をより確認しやすくなりました。また、AIによる自動計測が可能になり、検査時間の短縮や、検査者ごとの測定誤差が少なくなりました。
動悸(どうき)、息切れ、胸の痛みなどがありましたら、当院にご相談ください。
(臨床検査課 山本 珠沙)
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