■伊賀牛
伊賀牛は古くは1310年の「国牛十図」に記されています。また伊賀忍者が牛の肉を乾燥させ保存食として携帯していたと伝えられ、この忍者の干し肉が伊賀牛のルーツともいわれています。当協議会では肉質がよいといわれる黒毛和種の雌の未経産牛に限定し、最終飼育地として寒暖差の大きい伊賀地域で最長12カ月以上当協議会員が飼育したものを「伊賀牛」として定義しています。
流通にも特徴があり、その約8割以上が販売者(精肉店、家畜商)自らが農家の庭先で牛を評価して仕入れる全国でも珍しい生体取引です。また、ほとんどが地元で消費され、仕入人が吟味した「伊賀牛」はどんな料理で味わっても絶品。柔らかな肉とキレの良い脂からあふれる旨味に思わず笑みがこぼれてしまう、なかなか他では味わえない地域限定の逸品です。
令和5年度で生産会員数25名 飼育頭数 約2,400頭
◇伊賀産肉牛生産振興協議会
副会長
北川 俊一さん
昭和28年5月1日、伊賀の精肉店が中心となり伊賀牛振興協議会を設立し、戦後初めて全国肉牛共進会に出品した牛は厚生大臣賞を受賞。組織的な「伊賀牛」の生産は昭和31年に始まり、伊賀全域へと波及的な広がりをみせました。昭和37年9月20日に肉牛の生産振興を目的とし、伊賀市・名張市の生産者と関係機関が伊賀産肉牛生産振興協議会を発足。60年以上の歴史ある協議会です。
問合せ:【電話】059-233-5335
(JA全農みえ畜産課内)
問合せ:伊賀ブランド推進協議会事務局(商工労働課)
【電話】22-9669【FAX】22-9695
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