■小豆憧風(あずきどうふ)
伊賀の郷土料理と言えば、一番に豆腐田楽が挙げられますが、小豆憧風は“大豆の豆腐”に対して“小豆のお菓子版豆腐”というコンセプトのもと、豆腐の食感に見立て開発した葛羊羹(かん)です。でっち羊羹の寒天食感に対して、なめらかさが際立っている葛でんぷん系の食感が評判となり、和菓子業界において「とうふ菓子」という新たなジャンルの元となりました。主原料には北海道産の小豆を用い、それに本葛粉とタピオカ粉をブレンドしています。
◇株式会社桔梗屋織居 代表取締役 中村 伊英さん
藤堂高虎が築いた伊賀上野城下開府の江戸時代より、御用菓子商としてのれんの続く唯一の老舗です。以来、400年を越える年月の間、伝統的かつ希少な和菓子技法を今に伝え、全国の茶人・文人からご愛顧いただいています。当店は、和菓子はもちろんのこと、洋菓子においても職人の手で一から丹精込めて丁寧に作り上げ、真心を大切に販売しています。伊賀の歴史・文化にその材をとり、伝承と創意工夫をこらした菓子から、時代を越え伊賀の風土に生きるお菓子をお届けしていきます。
(株)桔梗屋織居【電話】21-0123
問い合わせ:商工労働課
【電話】22-9669【FAX】22-9695
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