■伊賀・名張薬剤師合同事例検討会
当院薬剤課では、通院患者さんの体調管理を薬局の薬剤師と連携してサポートするため、毎月1回、(一社)伊賀薬剤師会(伊賀市、名張市の薬局などに勤務する薬剤師で構成する法人)と情報交換を行う「薬薬連携」に取り組んでいます。
今年度は、伊賀地域の病院で勤務する薬剤師と保険薬局で勤務する薬剤師が一緒になって事例を検討したり、意見交換を行う場として、伊賀・名張薬剤師合同事例検討会を開催しました。
昨年12月には、当院が心不全のしおりを活用して、患者さんが自分自身で血圧や体重、水分摂取量の管理ができるよう手助けをし、心不全の増悪による再入院を防ぐための取り組み内容を発表しました。
保険薬局からは、血圧手帳の利用を患者さんに勧め、血圧手帳利用後の意識調査を行った結果をもとに、血圧測定に関する意欲や服薬の重要性に対する認識が向上した成果が報告されました。
参加した薬剤師からは、早期からの血圧コントロールの重要性について新たな知識が得られたといった声があり、とても有意義な取り組みになりました。
これからも継続的に検討会を実施し、病院の薬剤師と保険薬局の薬剤師がお互いにレベルアップを図り、連携して患者の皆さんによりよいサポートができるよう努めていきます。
(薬剤課 小澤 一夫)
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