■感染防止対策室について
感染防止対策室では、病院内のさまざまな感染症への対応と予防に日々取り組んでいます。ひと口に感染症といっても感染経路はさまざまなため、病原微生物に合わせた対応が重要となります。このため感染症の有無や病態にかかわらず、全ての患者さんに対して標準的に行う標準予防策に加え、接触感染、飛沫感染、空気感染といった各感染経路に応じた予防策について、職員の知識習得や技術向上に努めています。
院内では、感染防止対策室の職員が中心となって感染対策チーム(ICT)を組織し、職員対象の研修を実施したり、病院内を巡回し環境を確認することなどにより、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルス、麻しん、水ぼうそうといった病原微生物の感染拡大を防いでいます。
新型コロナウイルス感染症は令和5年5月に5類感染症に移行されましたが、感染力の強さは変わらず、今でも多数の罹(り)患者が出ています。また、今後も別の新興感染症の発生が危惧されています。
感染予防は一人ではできません。みんなで力を合わせ、感染対策を講じることが大切です。当院では全職員が正しい知識と技術を身に着け、組織を挙げて取り組み、また、地域の皆さんにご協力いただきながら、安心して受診いただける環境を提供したいと考えていますので、ご理解とご協力をお願いします。
(感染防止対策室 足立 直輝)
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