人権について考えるコラムです。
■性的マイノリティについて-水道工務課-
LGBTQ+とは、性的マイノリティの人の総称の一つとして、性的指向や性自認に関する多様性を表すために用いられています。
2017(平成29)年3月、国は「いじめ防止基本方針」を改訂し、性的マイノリティの児童・生徒を保護する項目が追加され、性的マイノリティの人に対する社会の考え方は変わりつつあります。しかし、一部の諸外国では、同性婚あるいはパートナーシップ法などが認められている中、国内ではいまだにこういった考えが進んでおらず、性的マイノリティの人が肩身の狭い思いをしている現状です。マイノリティの人を含むすべての人が堂々と自信を持って生きることができる社会の構築が必要だと考えます。
この課題を解決するためには、まず私たち一人ひとりが、正しい知識を習得するとともに、誤った考え方を是正し、偏見を払拭しなければなりません。行政は、誰もが参加できる学習の場を提供し、職員自身が正しい知識を習得することで、情報を発信できる人材となる必要があります。
私の周りにLGBTQ+をカミングアウトする人はいませんが、該当する人は約10人に1人で、AB型や左利きの割合と同じ程度存在すると言われています。身近にいないのではなく、当事者がそのことを言えずに我慢しているため、こちらが気づけていないだけであるということも考えられます。堂々とカミングアウトできない現実がある以上、社会にも私自身にも問題があるのだと考えるべきではないでしょうか。
まずは行政職員として、私自身が正しい知識を得るとともに、正しい情報を発信していきたいと考えます。
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【電話】22-9683【FAX】22-9641【メール】jinken-danjo@city.iga.lg.jp
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