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自治体の皆さまへ

特集 つながって、生きる(5)

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三重県名張市

◆ステイホームダイアリーに誘われた!
自分の視野を広げたい!参加する
・知らない人と交換日記?無理です!
・とぼけたふりをする

◇多様な考え方に触れる
「新しいことに挑戦して視野を広げたい」と、「ステイホームダイアリー」に参加しました。交換日記のメンバーは、普段、接点がない人たちばかり。気楽に「自分らしさ」を出せる居心地のよい場所になっていました。
手書きの交換日記は、その人の個性がすごく伝わってきて、メンバーの多様な「自分らしさ」に触れられました。私の知らない考え方や経験などを目の当たりにし、「当たり前や普通って何?人それぞれの考えがあっていい」と思えるきっかけに。「こうあるべき」という枠にとらわれず、相手の考えや違いを受け入れられるようになりました。

◆不登校の体験談の講演を頼まれた!
子どもの後押しがあり、引き受ける
・人前で絶対に話したくない。断る!
・聞こえないふりをする

◇長女の後押しで演台へ
「ぜひ、私たちのことを話してきて」と言う、長女の後押しもあり、講演会の依頼を引き受けました。
学校に行くこと以外の選択肢もあることを知ってもらい「いろんな考えがあってもいいんだな」という気付きにしてほしかったんです。「みんな違ってもいい」という考えの人が増えれば、もっと「生きやすいまち」になるんじゃないかな。

◆地域貢献を目指す住職に出会った!
思いが合えば一緒に活動する
・難しい話をされそうなので関わらない
・興味がないふりをする

◇みんなの居場所をつくろうと動き始める
私は絵を描くことが好きなので、取組の第一歩として、長慶寺で絵を描いたり手芸をしたりしながら交流できる居場所をつくろうとしています。不登校の子どもや親と一緒に「自分らしい生き方」を探せる場所として、SNSで「ふ+ふ(ふふぷらす)」も立ち上げました。

◆これからの人生どう生きる?
人とつながり、人生を楽しむ!
・決められたレールの上を進む
・楽しく生きるふりをする

◆人とつながり、輝きを取り戻す!
・まちの保健室に行ってよかった!
・自分らしさを出せる居場所があって、素直な気持ちを出せた
・いろんな考え方があっていいんだ!
・新しい夢に一歩踏み出せた!
・今度は、私もみんなに寄り添いたい!
・子どもたちには、人とのつながりも悪くないと思ってほしい

■藤原さんの想いに共感し、お寺の活用を提案しました
「残りの人生で何か名張に貢献したい」と考えていた時に、フラっと近所の子どもがお寺にやって来たんです。「どうしたの?」と聞くと「今日は学校に行かなかった」と話してくれました。草引きをしながら半日ほどに過ごしていると、ポツリポツリと学校や家での悩みを打ち明けてくれました。そのことがきっかけで、長慶を不登校で悩む子どもたちの居場所にできればいいと思うようになっていました。
市へ「何か私にできることはないか」と相談をしていたところ、私と同じように、不登校の子どもや親の居場所をつくろうとしている藤原さんに引き合わせてもらうことができ、意気投合。ぜひ長慶寺を活用してほしいと伝えました。お互いを認め合い、支え合うことで誰もが生きやすい社会になると私は感じています。
長慶寺(蔵持町里)
住職 平澤 永龍(ひらさわ えいりゅう)さん

◎藤原広美さんによる長慶寺での活動が11月9日木午後にスタート予定!興味がある人は、お寺に寄ってみませんか。詳しくは、「ふ+ふ」インスタグラムで

■藤原さん家の長女・次男不登校の記録(2)
◇2021年6月
長女の体重が減少し始め、悩んでいた、まちの保健室に出会い、医療機関などにつないでもらえた。

◇2022年
次男は高校3年生になり進路を考え始める。この頃から会話が増え、部屋から出る時間が増えた。

◇2023年
次男は専門学校へ進学。
現在は、ひとり暮らしを始めていて、いきいきとした生活を送っている!

長女は、現在中学3年生。学校にはほとんど行っていないが、彼女自身、不登校に対し悩みや迷いがない。登校したら、友だちとも仲良く過ごし、部活にも参加している。高校進学に向け通信教材で勉強中!

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