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自治体の皆さまへ

ひまわりNO.526

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三重県名張市

■違いって豊かさ
幼い頃、テレビで流れる外国の事件のニュースを目にすると、「海外、怖いなぁ、日本でよかった」という会話になっていた我が家。そんな家庭で育った私には「外国人」や「外国」に対して、「言葉が通じない」「体がでかくて威圧的」「治安が悪い」など、マイナスイメージが根付いていたのでした。自覚しないままに…。
先日、久しぶりに会った友人と食事を楽しんでいる時のこと、友人が「今、お付き合いしてる人がいるねん」と切り出しました。私が、「へぇ、そうなんや、どんな人?」と聞くと、「外国人で年は一つ下」とのこと。
意外な展開。「日本人は日本人とお付き合いするのが普通というか一般的」という価値観だった私は、外国人と付き合っているという言葉に、思わず「え〜っ!どこの国の人?大丈夫なん?」と口にしました。「どこの国の人?」「見た目、どんな感じ?」「日本語は話せるの?」など、あれこれ疑問が浮かんで彼女に質問しました。
質問に答えながら彼女は「外国人と付き合うって、そんなに珍しい?国や言葉、文化、いろいろ違うことはあるけど、人と出会ってお付き合いすることに違いはないと思うけど、日本人と」と少し戸惑い気味に言いました。
その表情で、私は気付きました。この時の私の「大丈夫なん?」は、私の中の外国人に対するマイナスイメージが言葉になったものだったんだと。
子どもの頃から一部のニュースや情報だけで、我が家の中で作り上げた思い込みや偏見を疑いもせず受け入れていた私は、あたかも彼女を心配しているかのように質問し、その結果、彼女を傷つけてしまったのです。
こうした人を傷つける思い込みや偏見は、視野の狭さや経験の乏しさに大きく関係しているのだと思います。
さまざまな出会いや経験を通して、いろんな違いを感じ、受け入れる。そのことが視野や価値観を広げてくれる。
「違いって豊かさなんだ」 今回の出来事を通じて学べたような気がします。
いろんな違いがある中で、その違いを認め合って尊重することを大切にしていきたいと思います。
毎月11日は「人権を確かめ合う日」ご意見は人権・男女共同参画推進室(【電話】63-7909)へ

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