古谷貴徳(ふるや・たかのり)さん 三重サイクリング協会
兵庫県出身。広告代理店勤務。地元のサイクリングチーム「SMA」所属。自分と妻の職場の中間点として2010年に名張へ転居。妻と全国(時には海外)の自転車イベントに参加している。三重サイクリング協会の再始動にも尽力
■名張の魅力を感じるには、自転車がうってつけ!
自転車は、土地の空気や季節を肌で感じることができます。川や湖、山々が周りを囲む名張の魅力を感じるにはうってつけ!ただ、市外のサイクリストにあまり知られていないエリアでした。また、自転車イベントを通じて、市民の皆さんにも自転車の魅力を知っていただき、車と自転車がお互い配慮しあえる関係をつくっていきたいと考えていました。
構想から1年。市内最大の自転車イベント開催に向けて助けられたのは、名張の皆さんのつながりです。ボランティアとして参加いただける人はどんどん増えていき、実に70人もの皆さんにイベントを支えていただきました。また、休憩所でふるまう特産品の提供をお願いする際、初対面の私にも数珠つなぎにお店を紹介いただくなど、みんなで名張を盛り上げようという強い気持ちを感じました。
私が名張に転居してきたのは2010年の頃。実は、それから10年ほどは、名張への特別な思い入れはありませんでした。ところが、古い町並みを散歩したり、湖畔のカフェを訪れたりしているうちに、徐々に暮らしの楽しみが増え、名張のことを好きになっていったのです。行動範囲を広げてくれる自転車と出会ったのもこの頃です。
かつての私と同じように、名張の魅力に気付いていない人もたくさんいるはず。名張を盛り上げながら、このまちに一人でも多くの笑顔を増やしていければ嬉しいですよね。
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