竹森龍馬(たけもり・りょうま)さん 竹あかり工房きぼう代表
通信制高校3年の17歳。高校1年生のころ、「竹あかり工房きぼう」を創業。大好きな名張を盛り上げようと、イベントを主催したり、マルシェで竹あかりのワークショップを開いたり。市のブランドロゴワークショップにも参加
■みんなの支えを力に変えて「なんとかなるなる」。
小学生の頃に感動した竹あかりが心に残っていて、高校1年生で、「きぼう」という名の工房を立ち上げました。不登校になったり、心が疲れて入院したりと、つらい時期もありましたが、自分の活動が同じような人の「きぼう」になればという思いを込めています。
活動の一環で、大好きな地元の初はせ瀬街道を盛り上げようと3年前から「新田竹あかり小路(こみち)」を開催。僕が50歳、100歳になっても活気があふれるまちを目指していくことで、温かく見守ってきてくれた地域の皆さんに恩返ししたいという思いがあります。
今年は、道路を通行止めにして街道沿いに100本もの竹あかり。ダンスなどのパフォーマンスや、屋台を出店いただくなどして、なんと600人にお越しいただきました。警察への届出など準備も大変でしたが、クラウドファンディングでの支援、地域の皆さんや多くのボランティアさんの支えもあって、大成功!「街道に賑わいが戻ったみたい」と嬉しい言葉をたくさんいただきました。
工房に飾っているのは創作した四字熟語「新舞天力(しんぶてんりょく)」。「新しいことに舞うように挑戦し、みんなから力を授かる」という意味です。最近は、工房の活動をSNSで見た人から、応援いただくことも増え、すごく励みになっています。これからも、多くの皆さんの支えを力に変えて、「なんとかなるなる。なばりです。」を身をもって表現していきたいですね。
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