なばり市議会だより令和6年2月No.112(1)

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市議会の動きをコンパクトにまとめてお伝えします。今号は12月の定例議会をクローズアップ

編集：議会広報特別委員会
発行：名張市議会
三重県名張市鴻之台1-1
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■放課後児童対策を要望
要望書を議長から市長と教育長に提出

■主な要望内容
◇放課後児童クラブ(学童保育)
・閉所時間や延長保育の利用料金など、クラブ間で生じている運営状況の差の是正
・小学6年生までの受入ができていない一部のクラブにおける場所の確保や整備
・夏休みなどの長期休業中における受入体制の充実
・放課後児童支援員等の人員確保や処遇改善、研修等によるキャリアアップ支援の充実
・地域、保護者、学校、行政間の連携および協力体制の強化

◇放課後子ども教室
・子どもの居場所づくりを進めるために市役所の組織を整備
・放課後児童クラブとの将来的な一体運営を視野に入れ、モデル校設置に向けた検討

■教育民生委員会要望書提出までの歩み
12月4日、議長および教育民生委員長、同副委員長が市長および教育長に対し、放課後児童対策に関する要望書を提出しました。
教育民生委員会では、これまでも各種団体との懇談会などを通じて、放課後児童クラブなどの運営上の課題や問題点についてご意見を頂戴してきました。
このことを踏まえ、今年度は、放課後児童対策を調査事項とし、各種団体との懇談や先進地への行政視察、委員間での協議を経て、放課後児童クラブなどの運営状況の改善や受入体制の整備を目的とした要望書を作成・提出するに至りました。

令和5年
・5月18日　※所管事務調査を「放課後児童クラブの状況について」に決定
・7月～10月　小学生の保護者を中心に各種団体との懇談会を実施
・10月19日～20日　行政視察
放課後児童クラブと放課後子ども教室を一体的に運営し、子どもの居場所づくりに取り組む埼玉県和光市および千葉県我孫子市で行政視察を行いました。
・12月4日　議長より放課後児童対策に関する要望書を市長および教育長に提出
※所管事務調査…市への政策提言や条例の立案などを目的に、委員会が自主的に所管する事務について行う調査

■令和5年12月定例議会
◇あらまし
12月定例議会を12月4日から21日までの18日間の日程で行いました。提出された議案は条例改正5件、一般議案4件、補正予算7件、人事案件2件、議員提出議案1件の計19議案および請願1件です。これらの議案を本会議・常任委員会で審議し、全議案を原案のとおり可決または同意し、請願を採択しました。
一般質問は3日間行われ、14議員が登壇し、市政全般にわたる質問を行いました。

◇補正予算
補正予算については一般会計で13億3680万円の増額補正を行い、増額後の一般会計予算額は324億3620万円となりました。
主な内容は人件費や扶助費の精査に加え、物価高騰の影響を受けている住民税非課税世帯や家計急変世帯に対する給付事業に5億9975万円、ふるさと寄附金の増収を見込んだ返礼品や各種手数料などに要する経費やふるさと応援基金への積立金など、ふるさと寄附金関連で1億4515万円、保護者の負担を軽減するため、令和6年1月から3月までの3か月間実施する、学校給食費や保育施設等の副食費の無償化などの事業に7073万円の増額となっています。
また、他会計では、東山墓園造成事業特別会計で456万円の増額、介護保険特別会計で366万円の増額などとなっています。