なばり市議会だよりNo.113(1)

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今号は3月の定例議会をクローズアップ
令和6年5月発行

■あなたの声をお聴かせください　議会報告会・懇談会
1月28日、全市民を対象とした議会報告会・懇談会を開催し、約60人にご参加いただきました。報告会では各委員会より活動の報告を行い、その後の懇談会では、市立病院の経営形態や放課後児童対策、不登校児童・生徒への対応についてなど、参加者からいただいたご意見をもとに活発な意見交換が行われました。
いただいたご意見やご要望については、行政に伝えるとともに、議会としても政策立案や議会活動に生かすなど、課題の解決に努めてまいります。今後もこのような機会を設けてまいりますので、皆さんのご参加・ご協力をお願いします。

◇いただいたご意見(一部抜粋)
・市立病院は市直営病院として存続させてほしい。市や議会がチェックできる市立病院であるべき。各経営形態の財政シミュレーションを示してほしい。
・厳しいとされる市の財政状況、またその改善方法はあるのかと不安である。
・学童保育を継続するには、ボランティア活動では限界がある。NPO法人化や社団法人化を進めるべきではないか。

■「みんなが名張を好きになるなる条例」全会一致で可決
行政が、新しい総合計画「なばり新時代戦略」に基づき、市内外にシティプロモーションを展開する中、その取組を積極的に後押しするため、市議会ではシティプロモーション推進条例検討部会を立ち上げ、市民参画型ワークショップの皆さんとの懇談を実施するなど、本条例の制定について検討してきました。
これまでの検討を踏まえ、名張に関わる人々の名張プライドが育まれ、持続可能なまちづくりの推進が図れるよう、前文のとおり願いを込め、3月26日に本条例を制定しました。

◇条例の前文
名張に愛着を持った人がつながり、名張の将来に主体的に関わる人が増え、たくさんの人が名張を語り、魅力を発信する、また、そのような行動を起こしてくれる人たちに感謝の気持ちを持つ人がいる、そんな名張を想う人であふれるまちになることを願って、この条例を定めます。

■3月定例議会　一般質問QandA
議員の質問と、市長などの答弁をご紹介します(一部抜粋)
掲載内容は議員から提出された原文を尊重して、議会広報特別委員会が編集しています

◆一般質問の動画を配信中!
ユーチューブで、一般質問の動画を配信中。各議員名の右のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると視聴できます。また、QRコード上の数字は質問の開始時間です。併せてご確認ください。

▽ぜひ、チャンネル登録を!
名張市議会YouTubeチャンネルでは、全ての本会議の様子を配信しており、過去の定例会も視聴できます。

◆1日目(3/6)動画1：11：01
日本共産党　三原淳子議員
Q　病院定款に救急の文言を
地方独立行政法人名張市立病院の定款に関する条例が3月定例議会に上程された。参考とした桑名市総合医療センターの定款には「救急・高度医療の提供」が明記されているが、名張市立病院は「医療を提供」としか書いていない。地域医療構想に基づき、救急医療が縮小される心配がある。中期目標は4年で改定されるため、定款に明記するべきだ。
A　中期目標で示すことが適切
定款では救急や小児医療などを包括して「良質で安全な医療の提供」と表現しており、具体的な事項は中期目標で示すことが適切と考える。

◆1日目(3/6)動画4：10：59
自由クラブ　山下登議員
Q　終活相談窓口の一元化を
終活に関する相談は多岐にわたり、どの窓口で聞けばいいか分からないという声が多くある。相談窓口の一元化について、市の考えを問う。
A　調査・研究を行っていく
終活は、万一の場合の対応や連絡先などを決めておくことで、不安が解消されるなど、安心した生活を送るために有効であると認識している。終活は、緊急時の対応や相続、不動産処分など内容が多分野にわたることから、総合的な相談窓口の開設については、部局を超えて連携し、調査・研究を行っていく。

◆1日目(3/6)動画0：11：34
喜働　幸松孝太郎議員
Q　学校校務のDX(※1)化を求める文部科学省が実施した校務の情報化に関する調査によると、全国で73.4%の自治体が統合型校務支援システムを利用しているが、本市では導入していない。教員の負担軽減を進めるためにも、導入は不可欠である。
A　令和7年度中の運用が目標
教職員が使用する指導要録などを扱う学籍系、出席や成績などを扱う教務系、健康の記録などを扱う保健系、学校事務系など、様々な校務を一元的に扱う統合型校務支援システムは、現在、小学校1校で試験運用を始めている。令和7年度中を目途に全面導入を目指す。