今号は6月の定例議会をクローズアップ 令和6年8月発行
■議長に永岡議員が就任
4月17日に行われた招集議会において、永岡禎議員が第74代名張市議会議長に就任しました。議長就任のあいさつでは、『和』の言葉を掲げ、様々な面から名張市議会をひとつにすることを目標とし、市立病院の地方独立行政法人化や中学校給食の実施、近隣自治体との広域連携について注視していくと述べました。市民の皆様の負託に応えるため、議員間の意見交換がより活発にできる場を設けるなど、議長としての役割を果たしていく決意で職務に臨みます。
■全国市議会議長会定期総会
5月22日、全国市議会議長会定期総会が東京国際フォーラムで開催されました。総会では、介護職や保育職等の処遇改善や医師確保に関する財政支援制度の創設など、福祉・保健・医療施策の充実強化を求める要望が東海部会より提出され、提案市である本市の永岡議長が提案理由の説明を行いました。要望は承認され、全国市議会議長会より国に対して提出されます。
■常任委員会の紹介
◇総務企画委員会
藤川美広、木平秀喜、細矢一宏、吉住美智子
[委員長]川合滋
[副委員長]常俊朋子
総務企画委員会は、シティプロモーションや防災、税金、選挙に関する事項などについて取り扱います。今年度は、防災力の向上や財源確保をテーマに所管事務調査※を行います。
◇教育民生委員会
足立淑絵、柏元三、三原淳子、永岡禎
[委員長]富田真由美
[副委員長]福田博行
教育民生委員会は、子育てや教育、福祉、病院、地域づくり、人権に関する事項などについて取り扱います。今年度は、子どもの居場所づくりをテーマに所管事務調査を行います。
◇産業建設委員会
坂本直司、阪本忠幸、山下登
[委員長]小林勝
[副委員長]幸松孝太郎
産業建設委員会は、観光や農業、商工業、交通、水道、公園、空家に関する事項などについて取り扱います。今年度は、上下水道や地域公共交通をテーマに所管事務調査を行います。
※所管事務調査…議案等の審査や市への政策提言などを目的に、委員会が自主的に所管する事務について行う調査
■6月定例議会 一般質問等 QandA
議員の質問と、市長などの答弁をご紹介します(一部抜粋)
掲載内容は議員から提出された原文を尊重して、議会広報特別委員会が編集しています
◇一般質問の動画を配信中!
ユーチューブで、一般質問の動画を配信中。各議員名の右のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると視聴できます。また、QRコード上の数字は質問の開始時間です。併せてご確認ください。
◇ぜひ、チャンネル登録を!
名張市議会YouTubeチャンネルでは、全ての本会議の様子を配信しており、過去の定例会も視聴できます。
◆1日目(6/13)動画0:28:21
自由クラブ 山下登議員
Q 多文化共生社会の充実を
多文化共生の定義は、国籍や民族などの異なる人々が互いの違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら地域社会の構成員として共に生きていくこととされる。共生社会の充実に向けた取組を問う。
A 多様な課題の解決を目指す
外国人住民と地域住民とが共に理解し暮らせる地域を実現するため、令和2年に多文化共生センターを開設した。また、外国人住民を取り巻く多様な課題の解決に向け、多文化共生指針を策定しており、外国人住民を含むすべての市民が、互いに支えあい、幸せに暮らせるまちを目指す。
◆1日目(6/13)動画1:28:07
喜働 川合滋議員
Q 学校水泳の在り方
各小学校のプールが老朽化している。財政的に修繕が困難であるならば、ひとつひとつ改修するのではなく、市民プールや民間のスポーツ施設を活用して水泳の授業を実施してはどうかと考える。
A 事例をもとに総合的に検討
機器の不具合などにより市民プールの利用を休止している中、名張市スポーツ推進審議会からは市民プールにおける民間活力の導入について答申を受けている。県内では民間の施設で水泳の授業を行っている自治体もあるため、市民プールと併せて学校水泳の在り方を総合的に検討していく。
◆1日目(6/13)動画3:20:00
清風クラブ 小林勝議員
Q 旧老人福祉センターの活用
旧老人福祉センターの利活用は、地域住民と対話を重ねながら検討していただきたいが、現状と今後の方針について市の考えを問う。
A 県の教育委員会と協議中
旧老人福祉センターは、老朽化が進んだことによって利活用ができず、市の備品などの保管のために一部を使用している。この敷地は、県の史跡に指定されており、地域住民が望んでいるセンターの解体や地域の活性化につながる跡地の利活用に関して、県の教育委員会と協議をしているところであり、財源の確保についても検討していく。
◆1日目(6/13)動画4:28:05
喜働 幸松孝太郎議員
Q 「未来カルテ」の活用千葉大学の教授が公開する未来カルテ2050では、産業構造など30項目に及ぶ分析によって、人口減少社会における名張市の将来の姿や厳しい財政予測が示されている。この未来カルテを活用し、未来を見据えたビジョンをつくる必要があると考える。
A 全庁的に共有する現在、職員で構成するワーキンググループにおいて、職員数の減少や産業構造の変化、児童・生徒数の減少など、2050年を見据えた議論をしている。未来カルテはその検討材料として活用しており、今後、全庁的に共有する。
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