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自治体の皆さまへ

まちを愛し、まちを元気に ナバリスト5

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三重県名張市

大久保浩美(おおくぼ・ひろみ)さん
蔵持市民センター職員

○看護師やイラストレーターの経験を生かして、難病や障害のある娘と絵本を制作。昨年6月からは市民センターで広報紙やチラシ、ロゴマークを制作するなど、多彩な表現力を生かしながら人と人をつないでいる。

■みんなの「得意」で、みんなハッピーに!
中学2年の長女は3万人に一人の難病を抱え、左半身まひの障害もあります。「やればできる」を体験をさせてあげたいと思い、小学校を卒業する際、娘が好きな絵本を親子で制作して、支援いただいた先生に手渡すことに。すごく喜んでもらえたので、娘もとっても嬉しかったようです。
そんな娘が小さい頃、よく面倒を見ていただいた人から「子どもの思いを大切にしてあげて」「子どもの手が離れた時、同じように、他の子どもを大切にしてあげて」などと言葉をかけてもらったことが忘れられません。
「子どもたちが集える市民センターに」という先輩職員の思いにとても共感できたのも、その言葉があったから。昨年秋の市民センター祭では、中高生を含む運営スタッフが活躍したり、中学・高校の部活動とコラボしたり。今年の夏は、親子で楽しめるゲームやアート、科学実験、星空観察など、30近くの催しを繰り広げます。工作が得意な人、料理好きな人、自作のパズルを考えた人、ピザ..をつくる人など、みんなの「得意」を合わせると、いろんなことが実現できるんですよね。
「私なんて…」という人も意外な特技があったりして、みんなに喜んでもらっているのを見ると、私まで嬉しくなる。地域に楽しい「つながり」を広げながら、「なんでもやるやる。くらもちやで。」というロゴを掲げ、みんなで盛り上がっているところです。

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