■競演 獅子神楽
2024.12 獅子神楽フェス
蔵持×八幡×短野
◇絆を結ぶ
12月に蔵持市民センター祭の一環として、蔵持小運動場で開催された「獅子神楽フェス」。舞を披露したのは、蔵持獅子神楽保存会、八幡若連中、短野獅子神楽保存会(出演順)。「なばり獅子フェス2018」以来続いてきた交流がもとで、普段はそれぞれの地域で活動する3つの団体が集いました。
市内各地域の獅子神楽は、それぞれに伝統があり、衣装や道具の飾り、舞の仕草や動作など、いろいろと異なっているのがおもしろいところ。口伝えで伝承されたり、舞手の好みで変化を加えたりして、代を重ねるごとに変化してきたのでしょう。
共通しているのは獅子神楽への情熱。地域の絆を結び、地域に誇りを感じる貴重な機会にもなっています。獅子神楽の躍動は、まちの躍動そのものなのかもしれません。
近年は多くの団体で会員の高齢化が進んでいますが、地域の中で、また、団体同士で連携しながら、獅子神楽への情熱を盛り立て、後世に引き継いでいきたいものです。
◇アドレナリンがドバドバです!
八幡若連中 濱田喜真(はるま)さん
小さいころから親しんできた獅子舞に、令和6年の秋、ついにデビュー。「露払い」と呼ばれる舞手の一番手を任され、もうアドレナリンがドバドバ!激しい舞で、みんなを笑顔にして、楽しませたいんですよね。というか、自分が一番楽しませてもらってるのかも。仲間も八幡も大好きなので、これからもずっと続けていきたいです。
◇体力が続く限り、頑張らなあかん!
短野獅子神楽保存会 中上(なかうえ)弘次さん
みんな獅子舞が大好きやし、大勢の人に見てもらいたい。だから、獅子神楽フェスに呼んでもらえてうれしかったし、機会があればいろんなところに出向きたいですね。地域のみんなの強い思いで、2001年に復活させた短野の獅子舞。なかなか動きが激しいですが、最近は若い子も入ってくれたし、体力の続く限り頑張らなあかんな!
◇伝統の「三頭舞」を復活させたい!
蔵持獅子神楽保存会 吉岡芳弘さん
会員が高齢化し、コロナ禍のあと、蔵持伝統の「三頭舞」ができない状況に。一方で、「こども天狗をしたい」という児童は増加中!将来、子どもたちが獅子舞をしたいと戻ってきてくれたらうれしいし、もし、地域外に出ても、故郷でみんなと再会できる居場所は残しておきたい。そして、みんなで獅子舞を盛り立てて「三頭舞」も復活させたいですよね。
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