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自治体の皆さまへ

まちを愛し、まちを元気に ナバリスト12

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三重県名張市

松崎瑠美(まつざき・るみ)さん
多文化共生センター(NabiChan)職員
大阪出身。大学でジェンダーや移民、防災など多岐にわたり見識を深め、「学んだことを地域に還元したい」と祖父母が住んでいた名張に移住。現在は多文化共生センターの職員として、外国人住民のサポートや多文化共生のまちづくりに取り組んでいる。

■外国人との違いだけじゃなく、同じところも探してみて
大学では、外国人の学生が多く、日本語よりも英語を話すという環境で学び、働いていました。日本にいながら外国にいるような状況だったんです。多文化共生は専門ではなかったのですが、いつの間にか「多文化」に踏み込んでいたんですよね。名張へ移住後、「自分の経験を生かして人を助ける仕事はこれだ!」と感じて、多文化共生センターの職員になりました。
名張に来て驚いたのは、ボランティア精神旺盛な人がとても多いことと、地域がしっかりしていること。日本語教室のボランティア講師を養成する講座も、毎年定員を超える申し込みがあります。サポーターやイベントがきっかけで、外国人と友だちになったという人もいて、多文化共生が自然に根付き始めていると感じます。外国人住民がサポーターになってくれることもあるんですよ。私の仕事は、「人のために何かしたい」という人と地域をつなぐことだと思っています。
外国人と接する上で文化や習慣の違いを受け止め合うことはもちろん大切。そして、私はぜひ「同じところ」も探してほしいと思います。少なくとも、「名張に住んでいる」という同じところが1つありますよね。違いばかり見るんじゃなくて同じところも意識すれば、もっと仲良くなれると思うんです。「外国人」「日本人」じゃなくて、色々な個性がある「名張市民」が活躍するまちになれば、名張はもっとおもしろくなっていくはず!

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