きらり四日市人 Vol.130

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■相好(そうごう)体操クラブ　暁高校3年　岡村真(まな)さん
県内で活動する「相好体操クラブ」に所属する岡村真さんは昨秋、中国・杭州(こうしゅう)で開かれたアジア競技大会の体操女子種目別平均台で金を、個人総合と女子団体で銀メダルを獲得。パリ五輪代表入りに向け、大きなステップを踏みました。

▽内村航平さんの美しい体操に憧れて
ロンドン五輪(2012年)で男子個人総合金メダルに輝いた、内村航平さんの美しい演技に憧れて、小学1年生で体操を始めました。着地をピタッと止める内村さんの姿がとてもかっこいいと思い、相好体操クラブの津教室に入会しました。中学2年の時には、全国中学校体操競技選手権大会の個人総合2位に入ることができました。
今は、クラブの四日市教室で週に6日、午後4時から9時まで練習に励んでいます。学業との両立は大変ですが、体操が好きなのでやりがいがあります。

▽得意種目の平均台をもっと磨きたい
得意種目は平均台です。高さ125センチ、幅10センチの上での演技で、最初は怖かったです。滑らかなリズム、バランス、ターンを披露するのがこの種目の魅力だと思います。その中でも、180度開脚し、片足を軸に回転する「イルージョン」という演技を得意技にしています。360度回り切るのは難しく、落下につながる不安もあるのですが、もっと技を磨いて着実に点数につながるようにしていきたいです。

▽力を出し切れたアジア競技大会
大会を経験して良かったことは、海外の選手の技の仕掛け方、表現などに刺激を受けたことです。自分になかったものも見つかりました。大会では力を出し切れて自信になったのですが、平均台以外ではまだまだ上の選手には及ばない部分も感じました。悔しい気持ちもあり、やるべきことはいっぱいあると思っています。

▽「美しい体操」を心掛け五輪代表へ
体操競技の魅力は、自分の体を使って普通では考えられないような難しい技を披露し、個性を表現できるところです。これからも繊細でダイナミックな、観客に魅(み)せる「美しい体操」を心掛けていきたいです。
春からパリ五輪日本代表の選考試合が続くので、皆さんに応援していただけるとうれしいです。

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1月放送のCTY-FM「よっかいち　わいわい人探訪」でも紹介します。(放送時間は裏表紙へ)