-毎月22日は「人権を確かめ合う日」です-
間として、自分に関わることについて意見を表明する権利があります。子どもが幸せに過ごすことのできる社会をつくるためには、子どもの意見を聴き、子どもの人権を守ることが大切です。しかし私たち大人は、どれだけ子どもの声を聴けているでしょうか。
大人は子どもの命を守り、成長をサポートするために、教育や保護の役割を担っています。その大人は子どもよりも、身体的、社会的に優位な立場になることが多く、「子どもは判断力が未熟なので、子どもに関わる重要なことは、大人が決めればよい」と、知らず知らずのうちに、子どもが意見を言いにくい雰囲気をつくってしまうことがあります。
だからこそ、少しでも子どもが安心して自分の気持ちを表現できるよう、大人がワンダウンポジション(子どもよりも一段下の立場)から関わることが大切です。そうすることで、子どもが、「最後まで話を聞いてくれた」「そのままの私を受け入れてくれた」と実感でき、「この人には話してみようかな」「この人といるとほっとする」と思えるきっかけにもなります。
また、子どもの声を聴く上で大切にしたいことは、「子どもが意見を言いたいと思っているか」です。意見を言うかどうか決める権利も子どもにあり、「言いたい」と「言わされる」では全く別の意味になってしまいます。沈黙や拒否も、一つの意見表明だと考えてみてはどうでしょうか。
これらのことは、大人同士の関係でも変わりません。お互いの人権を確かめ合い、尊重し合うことで、誰もが過ごしやすい社会をつくっていきましょう。
問い合わせ先:人権・同和教育課
【電話】354-8253【FAX】354-8308
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