■身近な天体、太陽を知る
太陽は最も身近な天体の一つです。晴れの日は洗濯物がよく乾く、といった日々の生活で実感しやすい事象や、地球の大気が生命にとってちょうど良い温度に保たれているという科学的事実など、私たちは太陽エネルギーの恩恵を日々受けています。
そんな太陽の活動が、近年活発になっているのをご存知でしょうか。分かりやすいのは太陽黒点数の増加です。黒点の数の増減周期はおよそ11年で、ここ数年は大きく増加する時期を迎えています。
黒点は「太陽表面の温度が低い場所」と言われていますが、より科学的に説明すると、「太陽表面の激しい磁気活動が起きている場所」と言えます。このような太陽活動が活発になると、太陽が発する電磁波などで、磁気嵐が発生したり人工衛星に障害が起きたりと、さまざまな現象が発生するのです。
そんな今注目の太陽について、博物館では3月12日からのプラネタリウムの投映に合わせてオリジナル番組を制作中です。また3月23日には、宇宙塾「太陽でスーパーフレアは起こるか?」も実施します。詳細は「広報よっかいち」2月下旬号でご紹介します。
問合せ:博物館・プラネタリウム
【電話】355-2700【FAX】355-2704
<この記事についてアンケートにご協力ください。>