■「キンボールスポーツワールドカップ韓国2024」で金メダルを獲得
チーム「友夢想家(トムソーヤ)」所属の田中凌夢(りょうむ)さん・榊原大貴(ひろき)さん
昨年11月に韓国で開催された「キンボールスポーツワールドカップ韓国2024」で、日本代表チームが金メダルを獲得しました。本市から出場したのは主将の榊原さんと田中さん。強豪・カナダを打ち破って悲願の金メダルを手にした2人は今後、キンボールの醍醐味を多くの人に伝え、競技の発展に貢献したいと考えています。
▽大きなボールを使って得点を競うゲーム
榊原さん:キンボールは、カナダ発祥のスポーツです。20メートル四方のコートで4人1組の3チームが一度に対戦し、直径122センチ、重さ1キロの大きなボールでヒットやレシーブを繰り返し得点を競い合います。ボールが床に落ちレシーブミスとなると、相手2チームに点が入ります。1ゲーム11点制の4ピリオド先取で勝敗を決めます。
「友夢想家」は2001年に結成され、小学生から70歳代までのメンバーが所属するクラブチームで、金曜日の夜に石薬師高校で活動しています。私たちは日ごろの大会や日本代表候補合宿を経て代表チームに選出されました。
▽強豪・カナダを打ち破っての悲願の優勝
田中さん:大会では、ワールドカップが始まった2001年から一度も勝てなかった強豪・カナダ相手に予選から最後まで勝ち切り、全勝で金メダルを獲得しました。集中力を切らさず全員で協力し、自分たちのミスが少なかったことが勝因だと思います。この金メダルはこれ以上ない喜びで、主将が掲げたスローガン通り、世界に感動と衝撃を届けられたと思います。
▽戦術を駆使し一体感を生み出すのが醍醐味
榊原さん:キンボールは、1回のゲームを3チームで戦うことや、攻撃時に全員がボールに触わらなくてはいけない、など特有のルールがあります。ゲームごとに戦術を駆使する頭脳プレーに加え、何より大きなボールをチーム全員で支える一体感が醍醐味です。
▽世界中にキンボールが広まることを願って
田中さん:キンボールはあらゆる年齢層の男女が分け隔てなく楽しめ、誰もが主役になれる生涯スポーツの一つです。日本はもちろん、世界各国でこのスポーツが広がり、競技人口が増えていくことを願っています。キンボール界発展のために今後も尽力していきたいです。
2月放送のCTY-FM「よっかいち わいわい人探訪」でも紹介します。(放送時間は(本紙)裏表紙へ)
<この記事についてアンケートにご協力ください。>