-毎月22日は「人権を確かめ合う日」です-
■育もう人権意識~人権擁護委員の取り組みについて~
私たちの社会は、インターネットなどの技術の進歩で日々便利になっています。その一方で、ボタンひとつで人を傷つける発信ができる危うさも抱えています。ほかにも、いじめ、差別、虐待など人権が侵害される事例が起きています。そんな社会で、人権についての相談を受けたり、人権の大切さを広める活動をしているのが人権擁護委員です。
人権擁護委員は、法務大臣の委嘱を受けたボランティアで、本市では18人の委員が活動をしています。
主な活動として、いじめや差別、近隣トラブルなど日常生活での悩みを抱える人々の相談を受ける人権相談や、保育園、幼稚園、こども園、学校などで人形劇や絵本を活用しながら、命の尊さや他者と自分を認めることの大切さをこどもたちに伝える人権教室があります。また、毎年6月1日は「人権擁護委員の日」として、全国各地で啓発イベントなどを行っています。
さまざまな人権課題がある社会で、人権を尊重する意識を広めていくことはとても大切です。現在活動している委員は、「こどもの電話相談で、初めは沈んだ声だった子が相談を終える頃には声が明るくなり、最後には『ありがとう』と少しでも前向きになってもらえた時は、自分まで嬉しくなった。」と相談者と一緒に解決に向けて取り組んでいます。
人権は、すべての人が生まれながらに持っている「自分らしく生きる権利」ですが、日々の生活の中では意識しづらいかもしれません。人権擁護委員だけでなく、私たち一人ひとりが、他者と自分の人権を守ることができているかを考え、行動していけるといいですね。
問い合わせ先:人権・同和政策課
【電話】354-8293【FAX】354-8611
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