Renewal Open
本市の近代産業発祥の地「四郷」のシンボル的建造物であり、貴重な文化財である「旧四郷村役場」。
新しく生まれ変わった当館をご紹介します。
令和6年3/23
10:30~公開(建物・展示)
■旧四郷村役場って?
A.四日市の産業発展の歴史を象徴する建物
旧四郷村出身の実業家10世伊藤伝七は、渋沢栄一の支援を受けながら紡績の事業を拡大し、四日市の近代産業を発展させました。成功した伝七が大正10年に、四郷村のために資金を寄付し、建築されたのがこの建物です。3階建ての塔屋を有する2階建て洋館風建物は、昭和57年、市の有形文化財(建造物)(※)に指定されました。
※本市の中で歴史上、芸術上、学術上価値の高い建築物として指定されている文化財
■どんな建物?
A.当時の新聞に「日本一の村役場」と紹介されました
明治以降に日本に伝わった西洋の技術と、伝統的な和の技術が融合しています。103年前のままの状態も残っており、当時の建築の姿を伝える貴重な建物です。
■四郷郷土資料保存会 会長 古川芳彦(よしひこ)さん
来る3月23日、いよいよ旧四郷村役場・四郷郷土資料館がリニューアルオープンとなります。これまで私たち保存会は、市と協力しながら展示内容などを検討してきました。今回、5世伊藤小左衛門や10世伊藤伝七など四郷の先人が、産業都市四日市の形成に大きな功績を果たしたことなどを、より多くの人に興味を持ってもらえる、分かりやすく伝えられる施設ができたことをとても喜んでいます。
休館するまでも、地域の産業や歴史を伝える資料館として、子どもたちを含む多くの皆さんに見学していただきました。今後もこの建物の活用を中心とした地域の活動に、大いに力を注いでいきたいと思っています。
リニューアルした旧四郷村役場・四郷郷土資料館でお待ちしています。
■これが新しい「旧四郷村役場」です!
▽歴史文化の物語を伝え続けるために
築100年を機に旧四郷村役場の耐震補強復原修理工事を行いました。
可能な限り当時の姿を復元し、四日市の近代産業発展を象徴する建物として広く公開しながら、次の100年に継承します。
▽子どもから大人まで皆が楽しめる
知られざる建物の歴史的背景や近代産業発展の歴史を、プロジェクションマッピングで楽しく学べます。
明治時代に製糸場などさまざまな工場や施設ができ、四郷村が急速に発展した様子を紹介します。
また、四郷地区を中心に受け継がれてきた生活用具を、祭りや消防、衣食住などのジャンルに分けて紹介しています。
■3月23日、記念コンサートを開催します
日時:
・10:30~受け付け開始
・11:00~笹川中学校合唱部
・11:25~キッズダンサーとこにゅうどうくん
・11:45~四日市四郷高校吹奏楽部
場所:四郷小学校体育館
■リニューアルオープン後開館日
毎週土・日曜日9:00-16:00
(12/29~1/3は休館)
詳しくは、四日市の文化財ホームページからご覧ください。
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