■四日市の生んだ「日本のライト兄弟」玉井兄弟展
博物館は5月6日(休)まで、3階常設展・時空街道内「白里亭」とロビーで「玉井兄弟展」を開催しています。この展示は、浜田(現・諏訪栄町)で生まれ、日本の航空史に大きな影響を与えた玉井兄弟(兄清太郎・弟藤一郎)の生涯をさまざまな写真資料や実物資料、再現模型などを通して紹介しています。
玉井清太郎は16歳の時に竹とんぼを見て空を飛ぶことに興味を持ち、飛行機の研究を始めます。2歳年下の弟藤一郎とともに、資金集めに苦労しながら何度も飛行に挑戦しました。そして、数々の困難を乗り越え、大正5(1916)年に悲願の飛行を成功させました。
また、日本初となる飛行家養成学校「日本飛行学校(NFS)」を設立するなど、飛行家を志す若者に門戸を開きました。生徒の中には後に児童文学作家となる青木茂や、「特撮の神様」と呼ばれる円谷(つぶらや)英二がいました。
玉井兄弟が飛行機に使用した実物のプロペラも初公開中です。四日市ゆかりの若者が、空への憧れから追いかけた夢に思いを馳せてみてください。
問合せ:博物館・プラネタリウム
【電話】355-2700【FAX】355-2704
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