本市では、今年度、まちづくりの全体的な方向を示す「総合計画」の中間見直しを進めてきました。これに合わせて、本市が目指す将来都市像を示す「四日市市都市計画マスタープラン全体構想」と「四日市市立地適正化計画」についても、近年の社会情勢などを踏まえて見直しを行いますので、その概要をお知らせします。
■これからの四日市市を考える~都市計画マスタープラン全体構想と立地適正化計画~
●四日市市の強み
▽生活利便性
生活サービス機能や公共交通が一定レベルにあり、35駅ある鉄道駅徒歩圏に人口の約半数が居住しています。
▽民間投資
中心市街地を中心にマンションや戸建て住宅、ホテルやオフィスビルなど民間投資が進んでいます。
▽産業都市
臨海部のほかにも内陸部の工業団地などに多様な企業・働く場が集まっています。
■見直しにあたっての3つの視点
▽1.災害リスクを踏まえた安心・安全なまちづくり
激甚化・頻発化する気象災害や切迫する地震災害などの災害リスクと都市の成り立ちを踏まえた災害対応力のあるまちを目指します。
・浜田通り貯留管
・防災マップワークショップ
▽2.都市の魅力・活力の向上と持続可能なまちづくり
中央通り再編をはじめとしたまちの賑わい創出や産業の活性化により、便利で活気のあるまちを目指します。
・中央通り再編将来イメージ(C)四日市市・日建設計
・にぎわい創出社会実験
▽3.まちづくりと連携した誰もが移動しやすい交通環境づくり
活気ある都市を維持していくために、本市に暮らす人、訪れる人が自由に移動・交流できる、歩いて暮らせるまちを目指します。
・四日市あすなろう鉄道
・連節バス(三重交通、三岐鉄道)
■見直しのポイントとスケジュール
本市では、都市計画マスタープラン全体構想および立地適正化計画に基づき、コンパクトなまちづくりを進めています。現行計画を基本に、総合計画で示されたまちづくりの方向性を踏まえて、内容を見直していきます。
▽総合計画に示される関連戦略プラン
・中央通り再編を中心としたまちづくり
・公共空間の再編
・子育てと仕事の両立ができる環境づくり
・企業立地や投資の促進
・楽しく移動できる交通環境
・郊外部における交通・生活サービスの拠点づくり
・都市の発展と命を支える道づくり
・地域防災力の強化 など
▽スケジュール
■四日市市を選んでもらえるようなまちに
これまで本市は人口増加が続いていましたが、令和2年の国勢調査で減少に転じました。人口減少下でも、中心市街地の活性化などによりまちの活力を生み出し、既存の土地や建物などの資源を活用しながら、暮らしやすいコンパクトなまちづくりを進めます。また、さまざまな災害リスクがある中で、市民の皆さんの暮らしや命が守られるまちを目指すことで、「住んでみたい」「住み続けたい」と思われる都市づくりに取り組みます。
都市計画課 杉浦
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