近年、全国各地でリチウムイオン電池などを発火源としたごみの収集車やごみ処理施設での火災事故が発生しています。
■リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池は、大容量の電力を蓄えることが可能で、繰り返し充電して使用できることから、スマートフォンやゲーム機器、電子タバコ、掃除機などさまざまな製品に内蔵されています。
また、衝撃を加えると発火する性質があり、ごみ収集車やごみ処理施設内で発火すると大事故につながります。
■リチウムイオン電池が使われている主な機器
・タブレット携帯電話
・スマートフォン
・携帯・家庭用ゲーム機(本体、コントローラー)
・ワイヤレスイヤホン
・電動歯ブラシ
・モバイルバッテリー
・電気シェーバー(髭剃機・脱毛器)
・加熱式たばこ
・充電式掃除機
リチウムイオン電池以外でも、特にスプレー缶やライターは火災の原因となる可能性があります。
本市では、リチウムイオン電池およびスプレー缶、ライターいずれも資源物として収集をしていますので、絶対に可燃ごみや破砕ごみへ混入しないよう、ごみを出す時は十分ご注意ください。
▽埼玉県川口市の事例
令和7年1月に埼玉県川口市のごみ処理施設で火災事故が発生したことも、記憶に新しいのではないでしょうか。
この火災により施設が損傷した結果、ごみの処理が追い付かなくなり、燃えるごみなどの収集を2日間停止することとなってしまいました。
施設の復旧までは数カ月がかかる見通しで、焼却場の修繕費や、その期間中に代わりに必要となるごみ処理委託費など、被害金額は約50億円と伝えられています。
四日市市クリーンセンターにおいては、過去に施設内での火災がありましたが、初期の段階で対応できたことで大きな事故になりませんでした。
ごみ収集車でも、発火事例が数多く発生しています。こちらも迅速な対応ができるよう警戒していますが、まずは火災事故が起こらないようにするため、市民の皆様一人一人が分別を徹底していただくことが必要不可欠です。「分別するのがめんどう」「少しくらい大丈夫」が大きな事故につながりますので、適正なごみの排出、分別にご理解ご協力をお願いいたします。
問合せ:環境事業課
【電話】340-3308【FAX】331-6183【メール】kankyoujigyou@city.yokkaichi.mie.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>