未来に向けて 準備・投資の1年に
令和6年度は総合計画の中間見直しの年度であり、基本計画の後半が始まる令和7年度に向けて新規事業構築や既存事業の見直しを行います。また、脱炭素・グリーン社会実現や行政DXによるデジタル化推進など、中長期的な課題への対応を加速するとともに、市民サービス向上や働き方改革推進、公共施設適正化などに取り組むため、積極的な予算編成を行いました。
財政状況が安定している今だからこそ、未来のまちづくりに向けて、しっかりと準備、投資をしていく必要があります。
■1.子育て・教育
やさしく、たくましく、しなやかに生きる力を持った元気な子どもが育つまちへ
▽(拡充)子ども医療費
予算額 13億2,800万円
子どもの疾病の早期発見と早期療養を促進するとともに、保護者の経済的負担を軽減するため、令和6年9月診療分から、子ども医療費助成の対象年齢を「15歳年度末まで」から「18歳年度末まで」に拡大します。
担当:こども保健福祉課
▽(拡充)部活動サポート事業
予算額 3,406万円
国が進める休日の学校部活動の段階的な地域移行に対応し、部活動指導員・部活動協力員の配置と、総合型地域スポーツクラブや各種団体・協会などとの連携を図ることで、持続可能な活動と教員の負担軽減を図ります。
担当:指導課
■2.文化・スポーツ・観光
港町としての歴史と文化・スポーツ・観光の息づくまちへ
▽温水プール整備事業
予算額 7億9,790万円
竣工後50年が経過し、プール槽の老朽化や設備などの損傷が著しい昌栄町の温水プール改修工事に着手し、ユニバーサルデザインに対応するとともに、市民が気軽にプールを利用できる環境を提供します。また、公認大会が開催できる環境を整え、競技力の向上を図ります。
担当:スポーツ課
■3.産業・港湾
人とアイデアが融合し、新たな価値が創造されるまちへ
▽(拡充)四日市コンビナートカーボンニュートラル推進事業
予算額 1億1,682万円
四日市コンビナートが、カーボンニュートラル社会においても本市の産業基盤として永続的に維持・発展していくために、「四日市コンビナートカーボンニュートラル化推進委員会」の活動を積極的に支援します。また、企業間の連携によるプロジェクト創出や、企業と行政が連携した実証実験などの新たな取り組みを推進します。
担当:工業振興課
■4.交通・にぎわい
誰もが使いやすい交通手段が整い、次々と新しい人が訪れ、新たな出会いが生まれるまちへ
▽中央通り再編事業
予算額 33億2,103万円
中心市街地の活性化や交通機能の向上を図るため、本格化してきた国の直轄事業「バスタ四日市」の整備とも連携しながら、近鉄四日市駅からJR四日市駅にかけての中央通りの再編と、市民公園の再整備を進めます。
担当:市街地整備課
▽大学設置調査検討事業費
予算額 2,800万円 ※当初補正分を含む
JR四日市駅前への大学設置に向けて、令和5年度に策定した基本構想をもとに、教育研究分野など大学・学部の特色を踏まえた基本計画を策定します。あわせて、施設の規模・配置などについても、基本計画において検討し、JR四日市駅前への大学設置に向けた取り組みを進めます。
担当:政策推進課
■5.環境・景観
環境に優しく、良質な景観のある持続可能なまちへ
▽(拡充)環境計画推進事業
予算額 1,539万円
四日市市環境計画に基づき環境施策の推進を図るとともに、令和7年度の環境計画中間見直しに向けて改定作業に着手します。また、「地域新電力会社」を設立し、クリーンセンターのごみ発電を活用することで、市公共施設から排出される温室効果ガスの削減を図ります。
担当:環境政策課
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