人権のひろば～人権・同和教育シリーズ～

48／50

=毎月22日は「人権を確かめ合う日」です=

■「男女共同参画で自分らしく」
皆さんは「男女共同参画」という言葉を知っていますか。
人は成長に応じ、性別によって遊びやおもちゃ、服装などを選択することがあります。また、さまざまな場面で、「男は○○であるべき」「女は○○すべき」という考え方から行動することもあり、このことが性別で役割を決めることにつながります。
男女共同参画とは、性別によって役割や行動、生き方を制限されることなく、お互いに尊重し合いながら、家庭や職場、地域、学校で一人ひとりの個性や能力を発揮し、自分らしく生きていこうという考え方です。しかし、男女の賃金格差や議会などの意思決定の場における女性の少なさなど、私たちの身の回りには男女が平等であるとは言えない現状があります。
この背景として「男は外で働き、女は家庭を守るべきである」という考え方に代表される固定的な性別役割分担意識があると考えられます。
そして、このような考え方により、性別で役割を押し付けられると、期待された役割に縛られて、生きづらいと感じてしまう人もいます。
幼少期からの刷り込みによって形成された、誰にでもある性別に関するイメージや思い込みに対し、気づきのアンテナを立て、自分にもこれらがあるかもしれないと意識することが大切です。その上で、お互いが認め合い、協力し合うことで、一人ひとりが「自分らしく」生きていくことができるのではないでしょうか。

問い合わせ先：男女共同参画課
【電話】354-8331【FAX】354-8339