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自治体の皆さまへ

きらり四日市人 Vol.124

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三重県四日市市

■四日市市アマチュア無線 防災ボランティア 会長 加藤昌弘(よしひろ)さん
普段は趣味としてアマチュア無線を楽しみながら、災害発生時には、無線を使って情報の収集・伝達に役立てようと活動している「四日市市アマチュア無線防災ボランティア」。会長の加藤さんに、その魅力や必要性を伺いました。

▽世界中の人たちとつながる楽しさ
アマチュア無線は、事業や金銭目的でなく、個人が知らない人と話したり通信技術を学んだりして、趣味として楽しむものです。ただ、運用するには国家資格が必要です。
中学生のとき、教師が東海地方の人と無線で交信しているのを見て、興味を持ちました。免許を取得したのは高校時代で、アマチュア無線歴は40年以上になり、いつもどこかの誰かとつながっています。
これまでに南太平洋のナウル共和国の人や、南極の昭和基地で働く人などとも交信したことがあります。印象深かったのは、海洋冒険家・堀江謙一さんとつながった時です。航海中の堀江さんと交信でき感激しました。

▽東日本大震災をきっかけにボランティアを発足
東日本大震災が発生した際、スマートフォンや携帯電話の回線がパンクして通信が困難になる事態が発生しました。四日市市でも、災害に備えてアマチュア無線を活用しようと、平成23年9月に有志でボランティア団体を発足し、その年の12月に四日市市と「災害時応援協定」を結びました。以来、市や各地区の防災訓練に参加して、緊急通信手段としての無線の有効性を伝えています。

▽災害発生時、情報伝達の「最後のとりで」に
年1回実施される「市民総ぐるみ総合防災訓練」では、各地区のインフラや家屋状況、住民の被災情報などを集めて、無線で災害対策本部へ伝達する訓練を実施しています。無線は、つながりにくくなる電話やメールの代替手段として、情報伝達の「最後のとりで」になるのではと思います。
ボランティア会員は現在30人で高齢化しています。後継者となる若い人にも無線の楽しさを伝え、幅広い地域に会員を配置して、災害時の情報の収集や発信をサポートしていきたいと考えています。

問い合わせ先:四日市市アマチュア無線防災ボランティア 加藤会長
【電話】090-1784-4151【メール】fzv00171@nifty.com

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7月放送のCTY-FM「よっかいち わいわい人探訪」でも紹介します。(放送時間は(本紙)裏表紙へ)

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