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文化財さんぽ Vol.16

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三重県四日市市

■四日市の中心市街地にお城⁉
四日市の中心市街地には、桑名城や津城のような江戸時代に一帯を治めた大名の城はありませんが、少し時代をさかのぼると、本市の歴史上重要な役割を果たした2つの城がありました。
現在、鵜森神社となっている「浜田城」と、その西に位置する「赤堀城」です。城といっても天守閣がまだない15~16世紀の「中世城館(じょうかん)」と呼ばれるもので、周囲を堀や土塁で囲み、内部に屋敷を構えた構造です。この2城と「羽津城」に、赤堀氏の三兄弟が居城したと言われています。
赤堀氏は、14世紀中頃に現在の群馬県から伊勢に来たとみられ、文献上、四日市の歴史に登場するのは応永20(1413)年です。四日の「市」を開き、東海道を東に移したと伝えられ、四日市の発展に影響を与えました。
平成15年の道路改良工事に伴う赤堀城跡の発掘調査では、城の一部が見つかりました。また、「香り当て」に使う聞香札(もんこうふだ)という木札や将棋の駒、土人形なども出土しており、戦国の厳しい日常の中にも、文化的な生活があったことを垣間見ることができます。

問合せ:文化課
【電話】354-8240【FAX】354-4873

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