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地震、その時に 地震、その前に(1)

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三重県四日市市

出典:(一財)消防防災科学センター「災害写真データベース」
東日本大震災、阪神・淡路大震災

※地図など詳細は、本紙またはPDF版2~5ページをご覧ください。

1923年9月1日に発生した関東大震災は、死者・行方不明者が10万人を超える未曽有の大災害となりました。
今年は日本の防災対策の礎となった大震災より100年の節目となります。
地震の備えについて、今一度、考えてみませんか?

■本市で想定される南海トラフ地震
▽過去の地震・津波

中央防災会議資料(平成13年6月28日)に加筆

南海トラフ地震は、100~150年の間隔で発生していて、過去には本市でも地震と津波による被害が発生しました。
前回の昭和東南海・南海地震から約77年が経過しており、次の地震がいつ発生してもおかしくない状況です。

■南海トラフ地震臨時情報
南海トラフ地震は、過去の事例を見ると想定震源域の広い範囲で同時に発生したり、隣接する領域において、時間差で発生したりするなど、その発生過程がさまざまです。
南海トラフ地震臨時情報とは、紀伊半島を境に南海トラフの東側(本市を含む)と西側で地震が時間差で起こる点に着目した仕組みです。
仮に西側で先に南海トラフ地震が発生した場合、本市を含む東側の住民を対象に、南海トラフ地震臨時情報が発表されるため、事前に後発地震に備えることができます。

■南海トラフ地震臨時情報発表の流れ

南海トラフ地震や臨時情報について、詳しくは本紙掲載の二次元コードから内閣府の防災情報のページをご覧ください。

■地震の揺れを、実際に体験してみました!
館内職員から、地震には高層階ほどよく揺れる「長周期地震動」と、低層階ほどよく揺れる「短周期地震動」の2種類があるという説明を受け、ジオラマを揺らして確認してみました。
(名古屋大学内にある「減災館」で、地震について体験してきました!)
減災館は、減災研究を行う拠点であるとともに、体験スペースを活用した教育や人材育成の場としても活用されています。本市では、防災・減災の取り組みを推進するために、名古屋大学へ受託研究員を派遣しています。
(南海トラフは「長周期地震動」らしい)

▽低層階と高層階の揺れの違いを体験してみた
(わわっ!)
(低層階と高層階で、揺れ方が全然違う!!)
(高層階だと横に大きく揺れたよ)

▽模型で建物の耐震強度を体験してみた
柱と柱の間に取り付ける補強材や、壁が少ない場合、大地震が発生すると、住宅はどうなるんだろう。
(揺らしてみます)
(あっ!)
(バラバラになっちゃった)
他にも、建物の重心が高過ぎると危険な場合も!?
(筋交(すじか)いや壁は重要なんですね)

▽高層階での震度6クラスの地震を体験してみた
(揺れはじめました)
(手すりにつかまらなければとても立っていられない!!)

実際に地震の揺れを体験して、頭では分かっていても身動きが取れませんでした。
体験なので事前に心の準備ができましたが、震度6・7クラスの地震が突然発生した時のことを考えると、備えが必要だと実感しました。
地震の対応は瞬時の判断が必要なので、「今地震が起きたらどう動くべきか、どうしたら家族や周りの人を守れるか」を念頭に置いて日々の生活をすることが大切だと感じました。
危機管理課 人見幸希(令和4・5年度 名古屋大学受託研究員)

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