■七夕っていつ?7月7日ではない??
7月7日は七夕。織姫と彦星が巡り合う1年に1度の催事ですが、8月に七夕を行う地域があるのをご存知でしょうか。「仙台七夕まつり」など、地域によっては、8月7日前後の月遅れの七夕に星祭りをする所もあるようです。
なぜ8月に七夕を行うのでしょう。そもそも七夕の元になる慣習が始まった当時の暦は旧暦(太陰太陽暦)で、月の満ち欠けを基にしたものでした。そのため1年が約354日となり閏(うるう)月で調整していました。その後、明治の改暦により七夕は新暦(現在の暦)の7月7日に行うようになりました。
しかし、新暦の7月7日は梅雨の時期で、なかなか星も見られません。そのため8月に七夕を行う地域があるのです。国立天文台では、2001年から旧暦の7月7日である「伝統的七夕」の日を広く報じています。
今年の伝統的七夕の日は8月10日です。梅雨が明け、星がよく見える伝統的七夕の日に合わせて、織姫と彦星の出会いを祈りながら、短冊に願いごとを書いて笹に飾ってみてはいかがでしょうか。
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