■家族・周囲の人ができること
認知症になった本人が安心して過ごせる環境を作るためには、家族が落ち着いた対応をすることが大切です。認知症の家族を支えるための心構えや対応方法をいくつかご紹介します。
▽違和感に気づくのは本人です
もの忘れによる失敗が増える、今までできていたことが難しくなる、認知症かもしれないと不安に感じたり、気分が沈んでうつ状態になったり、時には怒りっぽくなることもあります。
▽さまざまな感情や自尊心は失っていません
言葉で自分の気持ちをうまく表現できなくなっても豊かな感情を持ち続けています。その人が人生において培ってきた価値観や人格はしっかり残っています。
▽心構え
・余裕を持った対応を心掛ける
・否定しない対応を心掛ける
・本人のできることはしてもらう
・本人の気持ちを大切にする
・家族の健康も大切にする
・一人で抱え込まないようにする
●こんな時にはどうしたら?
▽財布(お金・貴重品)を盗まれた!
「そんなわけがない」などと否定せず、一緒に探します。本人が見つけられるよう、探す場所などについて助言するようにしましょう。
▽(自宅にいても)家に帰るわ。
一緒に外を歩き、折を見て「そろそろ帰りましょうか」と声を掛けましょう。少し休憩していってもらえるような声掛けをしましょう。
●見守りにご協力を!認知症高齢者等SOSメール
認知症の人が外出中に道に迷った時、早期に発見できるよう、その人の特徴などを「見守り協力者(メールの受信登録をした市民など)」にメールで配信し、情報提供を呼びかけています。認知症の診断を受けた人は、事前に情報を登録できます。
●身近な相談窓口 在宅介護支援センター
認知症を含め、生活の困りごとや福祉サービスを利用するための調整など、在宅介護に関するあらゆる相談を受け付けています。市内に26カ所あり、24時間365日相談に応じています。
お近くの在宅介護支援センターはこちらから
※二次元コードは本紙またはPDF版をご覧ください。
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【電話】354-8170【FAX】354-8280
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