人権のひろば～人権・同和教育シリーズ～

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=毎月22日は「人権を確かめ合う日」です=

あなたの身近にいる子は、好きなことを、自信をもって好きと言えていますか?もしかすると、自分を出せずに困っている子がすぐ近くにいるかもしれません。
ある日通っている園で、4歳の男の子が「ほんとうはね、スカートをはきたいんだよね…」と話してくれました。丁寧に話を聴くと、その子は周りの子に笑われるかもしれないと思い、好きなピンク色の服を着たり、スカートを履いたりすることは、家だけでしていると話してくれました。
生まれて4年で、周囲の目を気にしていろいろと考えを巡らせているのです。そして、何か心がもやもやすると感じていても、まだ幼児期にはそれを十分に表現する言葉を持ち合わせていないのです。
子どもたちは大人の言葉をよく聞いています。もしかすると、日常生活で何となく使っている言葉や会話の中にある大人の価値観を子どもたちは敏感に感じ取っているのではないでしょうか。
保育園、幼稚園、こども園では、多様性を大切にするため、取り組みや活動を一つひとつ見直すようにしています。
例えば、工作をするときに、男の子は青系、女の子は赤系というような性別をイメージづけるような見本を提示せず、自分の好きな色を選べるような環境を作るようにしています。
子どもたちの笑顔はかけがえのないものです。大人はこの笑顔を守りたいと願っているでしょう。
まずは一人ひとりが自分の中にある価値観を振り返ることが、子どもの笑顔を守ることにつながります。

問い合わせ先：保育幼稚園課
【電話】354-8087【FAX】354-6013