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自治体の皆さまへ

謹んで新年のご挨拶を申しあげます(1)

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三重県尾鷲市

■市長 加藤千速
あけましておめでとうございます。市民の皆さまには、輝かしい希望に満ちた新年をお迎えのこととお慶び申しあげます。
今年の干支は「甲辰(きのえたつ)」で、「これまでの努力が実って夢が叶(かな)いやすい年」だと言われており、その年にふさわしく、さまざまな行政課題の解決を具現化するよう、「一念通天」の精神で取り組んでまいります。
さて、猛威を振るった新型コロナウイルス感染症については、昨年5月に感染症法上の位置づけが「5類感染症」に分類され、以降、観光来訪客の受け入れや情報発信の充実など、集客交流人口の増加に向けて、鋭意取り組みを進めております。なかでも「第60回おわせ港まつり」をはじめとする4大イベントに加え、「第31回バイブズミーティング三重」も盛大に開催することができ、市内に多くの賑わいが創出できたものと感じております。
本年も引き続き、第7次尾鷲市総合計画に掲げる、まちの将来像「住みたいまち住み続けたいまちおわせ」の実現を目指し、次のとおり5つの基本目標の達成に向けて、全力で取り組んでまいります。

◇基本目標1.安心して生み・育て・暮らせるまちを創る
子育て環境につきましては、現在、民間委託している輪内地区における保育事業の継続が困難なことから、本市として、同地区での保育環境を維持確保していくため、賀田小学校内に市立の保育事業所を開設する方向で検討を進めてまいります。
また、子どもや子育て中の家族を応援する事業を充実させるとともに、SNS等を活用した情報発信の強化を進めるなど、子育て支援の輪づくりを推進し、地域全体で子育てを支え合うまちづくりを進めてまいります。
次に、「地域医療の核」である尾鷲総合病院においては、昨年4月より医師を増員したことにより、受入れ件数は一昨年度に比べて増加傾向にはありますが、コロナ禍前の件数までには戻っておらず、厳しい状況が続いております。この状況を踏まえ、病院規模の適正化、診療体制の再構築等を視野に入れた「公立病院経営強化プラン」を策定し、計画に基づく運営により、安定した経営を目指し、安心して診療が受けられる環境を維持してまいります。
一方、高齢者福祉の推進につきましては、高齢者の通いの場づくり、介護予防教室の充実、認知症対策の推進等を図りつつ、地域医療と介護の連携体制の構築などと合わせて、高齢者の在宅生活を支える体制の強化を図り、本市に相応(ふさわ)しい地域包括ケアシステムを一層深化してまいります。

◇基本目標2.安全で快適に暮らせるまちを創る
まず、「尾鷲市ゼロカーボンシティ宣言」による「脱炭素社会の実現」については、二酸化炭素等の排出削減量や吸収量をカーボンクレジットとして国が認証する「Jクレジット」により、環境課題の解決につながる森林整備を進めてまいります。
また、南海トラフ巨大地震が懸念されている現状において、避難タワーの設置に向け、より具体的に検討を進めてまいります。加えて、中央公民館および体育文化会館につきましては、生涯学習活動を行う拠点として、かつ発災時には避難所としても活用できる、市民生活に必要不可欠な施設であり、両施設の耐震・長寿命化に取り組んでまいります。その他、自助・共助の考え方のもと、地域ぐるみでの防災訓練・教育の強化を図り、総合的な防災体制の充実を図ってまいります。

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