令和5年度の病院事業会計決算は、収益が38億9,393万円、費用が42億9,760万円、差し引き4億367万円のマイナスとなり、5年ぶりの赤字となりました。
収益においては医師が増えたことにより入院患者が増えたため医業収益は増えましたが、新型コロナウイルス感染症が2類から5類に移行したことにより、国からの補助金が大幅に減となった影響などにより、前年度と比較して7億4,595万円の減となりました。費用においては、令和4年度に更新したMRIなどの高度医療機器の減価償却費の増や、患者数の増による経費の増などで2億2,854万円の増となりました。
また、資本的収支は主な収入として長期借入金1億7,680万円、一般会計繰入金3億361万円、主な支出として建設改良費1億7,695万円、長期借入金償還5億2,457万円となりました。
新型コロナウイルス感染症の発生から4年以上経過し、日常においては以前の生活を取り戻しつつありますが、医療機関への影響は今もなお続いています。今後も地域の皆さんが安心して受診できる病院を目指し、また、がん診療連携病院、へき地医療拠点病院、災害拠点病院として、高度で良質な医療と患者サービスを提供し、これからも地域の皆さんの健康を支えていきます。
■収益及び費用(収益的収支・税抜)
■資本的収支(税込)
■地区別外来患者実人数
■地区別救急車利用患者数
■診療科別延患者数(人)
お問い合わせ:尾鷲総合病院
【電話】22-3111
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