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みんなで健康づくり

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三重県尾鷲市

■第3次尾鷲市健康増進計画(令和6~10年度)における取り組み
~飲酒(アルコール)について~
令和5年度に市で実施した健康アンケート調査では、50歳以上の男性で、アルコールを摂取する頻度が多く、1回の平均飲酒量が適量を超える割合が高いという結果が出ています。
そこで市では、さまざまなイベントが多い12月に、「飲みすぎ注意お酒と上手なお付き合い」をテーマに、アルコールが心身の健康に及ぼす影響や、適正飲酒について普及啓発を行っています。

◇心身への影響
「酒は百薬の長」と言われていますが、多量のお酒を長時間飲み続けると、さまざまな疾患を引き起こす恐れがあります。
◎身体への影響
・脂肪肝、肝炎、肝硬変
・脳卒中、認知症
・急性アルコール中毒 など
◎精神への影響
・イライラ、不安
・不眠
・うつ症状、幻覚、妄想 など

◇お酒の適量とは
適正飲酒量は、1日あたり成人男性の場合、ビールなら500ミリリットル、日本酒なら1合程度が目安となります。(女性や高齢者の場合は、これより少ない量が目安となる。)
また、お酒に強い体質の人でも、適量を超えて飲酒を続ければ、さまざまな病気になってしまう危険性があります。

◇最近、お酒を飲み過ぎていませんか?
「お酒が好き」と「アルコール依存症」の境界線は明確にはありませんが、多くの場合、症状が進行すると自分で飲酒のコントロールをすることが困難になってきます。依存症になると脳の機能が低下し、自分の意志だけではやめることができません。その結果、家族が心身ともに疲弊するなど、本人だけでなく周囲にもさまざまな悪影響を及ぼします。
また、うつ病を合わせて発症するケースが多く、併発すると自殺の危険性が高まるというデータもあります。

◇こんな症状はありませんか?
・飲みたい気持ちを抑えられない
・酒量を減らそうとするが、うまくいかない
・飲む量や二日酔いが増えた
・手のふるえ、発汗、眠れないなどの症状がある
・飲み過ぎによる健康問題がある
もしも思い当たる症状がある場合は、アルコール依存症が疑われます。お酒を飲む人なら、誰でも依存症になる可能性があるので、早めに専門の医療機関に相談しましょう。

◇見直しましょう!お酒との付き合い方
長くお酒を楽しむには、健康であることが大前提です。普段の飲み方を見直し、適正飲酒を心がけましょう。
(1)休肝日をつくる
アルコールは依存性があるため、習慣的な飲酒を続けていると徐々に飲酒量が増加する傾向にあります。そのため、週2回以上、休肝日を設けるのが理想的と言われています。できれば、周りにいる家族や友人にも宣言して、協力をしてもらうようにしましょう。
(2)ゆっくり楽しむ
まずは食事やおつまみでお腹を満たし、一口飲んだらコップはテーブルに置くようにしましょう。また、合間に水やノンアルコールの飲み物を飲むことで、身体への負担を減らすことができるため、前もって準備しておくことも大切です。

12月は、大勢で集まってお酒を飲む機会も多くなる時期です。周囲の人に無理強いすることは避け、食事や会話を楽しみながらゆっくり適量の範囲で飲むことを心がけましょう。

お問い合わせ:福祉保健課
【電話】23-3871

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