広報2月号では新しい水道料金についてお知らせしましたが、今月号ではその経緯などについて説明します。
■水道料金改定の背景
本市では、平成23年4月に料金改定を行って以来13年間、水道料金を据え置いてきました。その間に、水の使用量と料金の収入は右のグラフのように大幅に減少しています。(令和2年度と4年度は基本料金を減免したため、料金収入が特に少なくなっています。)
水道水を安定して供給するには、老朽化した施設の建て替えや送水ポンプ・配水管の更新などを計画的に行う必要がありますが、これには多額の費用が必要となります。
また、近年の燃料価格や工事に伴う原材料費の高騰により、このままでは財源が不足し、水道事業の運営ができなくなります。
■水道料金改定までの経過
このような状況を改善するため、水道利用者を代表し市内各種団体から推薦された審議委員からなる「尾鷲市水道料金等審議会」を設置して、水道料金の改定について諮問を行いました。審議会では、水道事業の財政および地域経済の状況などについて慎重に議論し、「一層の企業努力と利用者へのサービスの向上に努めること」との意見とともに「料金を改定し、安定経営を図るべき」との答申がなされました。
この答申をもとに、市議会に料金改定の説明を行い、12月定例会にて可決され、令和6年4月から料金が改定されることになりました。今後とも、適切なコスト管理、経営の効率化に努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。
■改定による影響額
現行料金と新料金との差額(影響額)は、次のとおりです。
広報4月号では、詳しい計算方法をお伝えします。また、詳細については、市ホームページをご覧ください。
お問い合わせ:水道部
【電話】23-8271
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