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自治体の皆さまへ

市長への手紙にお答えします

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三重県尾鷲市

広報おわせ12月号に掲載しました「市長への手紙」では、たくさんのご意見・ご提案をいただき誠にありがとうございました。今月号では、その一部を抜粋し、要約して紹介します。
お寄せいただいたご意見・ご提案につきましては、できるかぎり市政に反映させるよう努力いたします。

■公共料金の値上げについて
最近の物価高の時代において、公共料金の値上げを抑えることが大切と思います。来年度より、水道料金の値上げ、各保険料の値上げは是非見送っていただき、年金生活や市税非課税世帯への支援を最優先に考えていただきたいです。

◇回答
本市の水道水の使用量は、人口減や大口需要企業の撤退により大きく減少しています。それに伴い、料金収入は、前回の料金改定を行った平成23年度には約6億円ありましたが、令和4年度には約4億3千万円と大幅に減収となっております。
しかしながら、電気料金高騰により浄水場における動力費の上昇、昭和50年代以降に埋設した水道管の更新およびポンプや電気設備の更新などを実施するにあたり、資材費や施工業者の作業員人件費の上昇により、「安全で安心な水」を供給するために必要な経費が前回の料金改定時よりも上昇しております。
このような状況により、現行料金体系では水道事業運営に支障が生じることから、令和6年度より料金を改定させていただくこととなりました。
物価上昇の折、生活環境の変化が起こっていることとは思いますが、市民の皆さまへの「安全で安心な水」の供給を行う水道事業運営に、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
また、国民健康保険税につきましては、運営は三重県が主体となっていますが、本市の医療費等の負担分については、国・県・市の交付金等の補助の他には、本市の国民健康保険の被保険者の国民健康保険税で維持していくことが基本となっております。
人口減少などにより、国民健康保険被保険者の人数は年々減少しています。医療費等の増加が見込まれる中、国民健康保険の制度を維持していくための収支のバランスを考えると、今後、税率改正による国民健康保険税の引上げを検討しなければならない必要があると考えておりますので、何卒ご理解をいただきますようお願いいたします。

■バスの乗車環境について
今年の2月に免許証を返納しました。今は三重交通を利用して病院へ行ったり、買い物に行ったりしています。高齢になり足も悪くシルバーカーを持ってバスに乗っていますが、もう一段、段があったら乗り降りは楽ではないかと思います。

◇回答
ご意見をいただいたバスの乗り降りにつきましては、バス事業者にもお話をさせていただいています。
現在、運行している「ワンステップバスおよびノンステップバス」は乗り降りしやすい低床タイプで、乗降時に利用者の皆さんに負担の少ない車両を採用しております。しかしながら、ご利用時に不便を感じておられる人のご意見も承知しております。
今回いただいたご意見につきましても、より良い地域公共交通を目指し、交通事業者とも協議を続けてまいりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

■森林整備について
山を整えて、きれいな矢ノ川を取り戻してほしいです。山が豊かになると海も豊かになるそうです。手遅れになる前に、市の税金を市の未来のために、子どもたちが帰ってきたくなるような数十年後に使ってほしいです。

◇回答
現在の森林を取り巻く状況は、全国的に木材価格の低迷から、山林所有者の造林などの「山の管理」がしにくくなっており、その結果、未整備林が増加するなど、年々深刻なものとなっています。
このような状態が長く続くと、山の状態が悪くなり、近年大型化している台風や大雨などによる土砂災害の発生や、世界的な危機となっている「種の絶滅」など生態系の悪化などにも繋がることから、本市では九鬼町の市有林の一部をモデル地区(みんなの森)とした、山から海そして里までの「流域」を一帯として「生物多様性と林業の両立」をテーマに、適正な伐採や環境学習などに取り組んでいます。
今後は、この九鬼町「みんなの森」の整備のあり方を、矢ノ川を含めた市内各流域で展開していけるよう、「尾鷲市ゼロカーボンシティの実現」にともに取り組む協定を結ぶ企業や団体と共に取り組んでまいります。

お問い合わせ:政策調整課
【電話】23-8131

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